加藤ヒロ 公式サイト

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2019.06.30

酸素カプセル

カプセルと言えば、薬で飲むか、タイムカプセルのように土に埋めるか、というものだと思ってたけど、興味があって一度は酸素カプセルなるものを体験してみたいとずっと思っていた。

先日の湯けむりの街からの帰り。空港で待ち時間が1時間くらいあったので、手荷物検査の横にあるマッサージ店に入ってみることにした。そこで、メニューにあった酸素カプセル。

やってみたいとお願いして30分コースで申し込み。気圧を下げて膨らませるタイプなので、膨らむまで少し時間がかかりますとのこと。それでも、搭乗時間には間に合うだろうと、まだしぼんでいるカプセルへと身体を入れる。

上部にあるチャックを厳重に閉められて、さあ気圧が下がるボタンをスイッチオン!と、思って待ってても全然カプセルは膨らむ気配を見せない。

「チャックの閉め口、内側でマジックテープで上部に張りつけてますか?」と、スタッフの人の声。そう言えば、ずっと僕の目の前に閉め口のチャックがぶら下がったままだ。「いいえ、そんなこと、言われてませんけど。」。。。「では、上にしっかりと張りつけてもらえますか?」と。

「それでは、始めていきま~す!」

なんだ。。、まだ始まってなかったのか。単に専門のスタッフ待ちだったみたいだ。
この時点でもう15分以上は経過してるぞ。小心者の僕は、搭乗時間が気になって仕方がないない。

そう言えば、ついこの間誰かのブログで出発時間の15分前の手荷物検査に間に合わず、予約した便に乗れなかった、と書いてあったのを思い出す。

カプセルの中は気圧がどんどん下がり始める。「耳抜き、ちゃんとしてくださいね!」と言われても、僕はスキューバダイビングの経験もないので、耳抜きのやり方がわからない。とりあえずそれが正しい耳抜き方法かどうかは別にして、連続で唾を飲み込み続ける。まあ、なんとかなっているようだ。

それにしても、狭い密閉されたカプセルの中で、僕は一体何をやっているのだろう。。。酸素カプセルと言ったって、本当に酸素が供給されているかなんて僕には確認する術もなければ、罠にはめられて酸素供給口から謎の毒ガスな何かを送り込まれたら僕はもうここから生きて出れることはないだろう。

もう20分は経っただろうか。何故に飛行機に乗る前の余裕のない時に、何故にこのような密閉された空間に身を隠し、知らないお店のスタッフに僕の命を委ねなければならないのか。。。安易にこのカプセルに入ったことを後悔する。。

そして、密閉されたカプセルに自分が閉じ込められていると思ったら、急に息苦しくなってきた。そもそも、僕はMRIとかの狭い場所に閉じ込められるのは得意ではない。ああ、早く出たい。。飛行機、大丈夫かなあ。

頭の中では「日本航空○○便で羽田にご出発の加藤ヒロさま、加藤ヒロさま。間もなく出発でございます。お急ぎ○番搭乗口までお越しください。」とアナウンスされてやしないか。それを聞いたメンバーが「うちの社長が行方不明になった!」と慌てふためいてやしないか。。。いや、慌てふためくならともかく、「社長のことだから、湯けむりの街気に入ったみたいだから、急遽もう一泊することにでもしたんだろう。」と、心配さえしてくれてないかも知れない。。

「はい、時間でーす。」と、全然リラックスできないまま酸素カプセルは終了。急いで手荷物検査検査を通過して搭乗口へ。走って駆けつけた僕を見てもメンバー何も不思議そうではない。

良かった。。。間に合って。。

酸素カプセル、、二度とイヤだ。
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