加藤ヒロ 公式サイト

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2020.09.12

長靴は雨の日に履け

ラジオ番組の収録が、約2ヶ月ぶりにリモートから名古屋のスタジオ収録へと変更になった。

久しぶりに車を西へと走らせる。

九州の西側を通過するルートを北上する台風10号の影響もあり、あいにくの空模様。

殺風景などんより曇の空と、土砂降りの雨と戦うワイパーの姿をフロントガラス越しに繰り返し眺めながらのドライブだ。

順調なら、東京を出て一気に新東名の浜松SAまで走らせ、それまでは休憩を取らない。

ところが、この日は東名の交通量が多く、通常よりも少しばかり時間を要してしまったので、いつもとは違う清水PAに寄ってトイレ休憩。

と、思ったものの、清水PAが近づいても土砂降りの雨が止まない。。。

濡れるのが嫌だから、次の静岡SAまで我慢、我慢、、と車を走らせる。

ところが、一旦止んだ雨はまた静岡SAが近づくと再び振り始める。

こりゃ静岡SAもダメだな、と次のPAでのチャンスを伺うも、雨は一向に弱まる気配を見せない。

そんな感じで藤枝PA、掛川PAを通り過ぎる。

そして、遠州森町PAを過ぎた頃、ようやく雨が上がり空も少し明るくなってきた。

「よし、この調子で、やっと浜松SAでトイレ休憩だ!」

そう思い天竜川を渡っていると、ちょうど浜松SAあたりの上を真っ黒な雲が覆っているのが見える。。。

と思った瞬間、この日最大の猛烈な雨が一気にフロントガラスを叩きつけ始めた。

前が見えない。

ワイパーも効かない。

「どうする?」

いや、どう考えても次の長篠設楽原PAまでトイレを我慢することは不可能だ。

躊躇なく浜松SAへと車を入れ駐車。

しかし、猛烈に車を叩きつける雨は、僕が車の外に出ることを躊躇させる。

車のナビ上でも、この辺一帯黄色い災害情報エリアとして警告が出ている。

間違いなく外に出ると傘なんて役に立たないから、服も靴もびしょ濡れになるのは目に見えている。

だからと言って、このまま車の中で待機していても、そう遠くない時間に車のシートがびしょ濡れになるのも目に見えている。

意を決して運転席のドアを開け、後ろの座席から傘を取り出す。

その時点で既にTシャツはびしょ濡れだ。

トイレまでわずか200mの距離も、濁流が流れる川のような歩道を歩き、靴は10歩も歩けばもうびしょ濡れだ。

トイレ休憩を済ませ、全身ずぶ濡れになって、車へと戻る。

慌てて服を脱ぎ捨て、後部座席で着替える。

でも、残念ながら靴は一足しかない。

「こりゃ裸足で運転だな。」

と、思って後部座席から後ろのトランクを見ると、、、転がっている長靴があるではないか。

「あ、長靴あるじゃん!」

なんで気づかないかな〜。。

そういえば、この長靴、去年の年末からずっとトランクに積んだままだし。。。

まあ、でも仕方ない。

元はと言えばこの長靴、履くつもりで買った訳じゃないから、きっと履くという意識が及ばなかったんだろう。

なんで買ったかって??

年末の舞台で釣り人の役を演じた時の衣装。。

そして、名古屋に到着。

栄の街には、カンカン照りの夏の日差しが降り注ぐ。。。

湿った靴が中途半端に乾いていくのがわかる。

ゲリラ雷雨、、もう勘弁して。
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