加藤ヒロ 公式サイト

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2020.03.10

僕のビートルズ

先日、ラジオ番組の中でビートルズを取り上げてみた。

小学5年生の頃に初めてビートルズの歌をテレビで聴いて以来、僕にとっては中学を卒業するまでずっと音楽と言えばビートルズ一色だった。

高校受験を控えた中学3年の秋に、ただただビートルズの曲をギターで奏でたくなって、近所の知り合いの人から古びたクラシックギターをもらってきた。

でも、弾き方が分からないまま、そのギターは、、結局、、返しちゃったのかな。。。捨てちゃったのかな。。

それから時を経て、高校3年生の春に新聞配達のアルバイトで貯めた貯金で買ったMorrisのアコースティックギター。

今でも持っていて、時々弾いたりしている。

音のバランス悪いけど。

結局、Morrisのギターも独学で勉強するも、どうやって弾けばいいか分からないまま、その後約四半世紀にわたりギターケースに仕舞い込まれたまま。

僕が42歳の時に再びギターを手に取るまで、長い長い冬眠生活を過ごすことに。。。

ケースから出したのは、義理の妹の結婚披露宴で、さだまさしの「親父の一番長い日」を弾き語りしたときくらいか。

チューニング狂いまくって失敗したけど。

今考えたら、よく人前で弾き語りなんて出来たものだ。

ところで、中学生の頃に父親におねだりして買ってもらったビートルズの解散10周年を記念して発売されたアルバムセット。

それが何処にあるんだっけ、、とふと思い、部屋の中の本棚の奥にあった”ソレ”を引っ張り出して中を開けてみた。

箱を開けるのは、、果たして何十年ぶりだろう。

懐かしいポスターとか、子供の頃に部屋に飾っていたパネルとかが、いっぱい出て来たので床に広げてみた。

懐かしいなあ。。

ちょっとしたコレクションだ。

全部レコードだから、いつの日かレコードプレーヤーを買ってゆっくりとワインでも飲みながら聴いてみたいなあ。。

あの頃に弾けなかった曲も、今ならきっと弾けるはず。

片っ端から弾いて歌ってみるのも悪くないね。


2020.03.04

簡単にはいかない

今年最初に書き下ろした「幸せなRadio」という曲のレコーディング。

駿汰君のドラムとまさや君のベースを録り終えて、夕方から僕のギターと歌を録り始める。

ギターは何とか録り終えたものの、この日は今一つ歌の調子が上がらない。

気分転換を兼ねてメンバーと一緒に夕食を外で取り、スタジオに戻ってきてからは環(たま)ちゃんのグランドピアノ。

いい感じでピアノを録り終え、残すは僕の歌だけ。

密閉された地下のスタジオ空間。

僕はヘッドフォンを耳に当て、一人マイクスタンドを前に悪戦苦闘を繰り返す。

何とか歌も録り終え、日付が変わる前に家路につく。

翌日は4時起きで名古屋に車移動しなければいけないので、早く寝なければ、、とお風呂に入り速攻で就寝。

早朝の目覚めは、前日のレコーディングの疲労が抜けない感が満載で体が重い。

まだ眠い身体に鞭打って新東名を西へと走らせる。

静岡SAで最初の休憩。

すると大阪に住む高校時代の同級生からLINEが。

なんで??滅多に連絡なんてない友達からLINE??

「コロナ大丈夫か?もう歳なんだから無理するなよ。」と。

なんで??どっかで今の僕を見ているのか??

午前9時前に名古屋に到着。

午前中の用事を済ませて、お昼からZIP-FMにてラジオ収録。

この日は通常収録に加えて「ヒロとハカセの温故知新カバー研究所」企画のカバー曲も収録。

疲労に寝不足が重なり、何とか最後まで走りきった感じ。。

出来栄えは、、聞かないでってところ。

ちゃんと練習してからYou Tubeにアップすることとしよう。

ラジオ収録を終えてからその足で大阪へ。

途中、新名神の菰野ICの側、湯の山近くの温泉施設「アクアイグノス」に立ち寄る。

敷地内には温泉のほか、スイーツや石窯パン、イタリアンに割烹料理店、さらには宿泊施設も。

服を脱ぎ捨て、ヘロヘロの僕は沈み込むように露天風呂に首まで浸かる。

湯船の湯気を取り払うように、微かに春の匂いが混ざった乾いた風が吹き抜ける。

すると露天の前に植栽された小さな竹林が風に揺れる。

「いいか。世の中っていうのは思う通りにはいかないんだ。時には行く手を阻む風も吹く。そんな時はこうやって風を凌ぐんだ。根元から、そう、柔らかくしなるように、風に身を委ねるように揺れていればいい。大事なのは、、風に負けて折れないことだ。」

細いながらも青く伸びた竹が揺れながら僕に語りかける。

「簡単にはいかない。何事も。だからそれを存分に楽しめばいい。簡単に上手くいってしまえば、楽しみさえも直ぐに消え去ってしまう。」

風呂上がり。

見上げた東の空には、ロケットが遥か彼方に飛んで行った跡のような雲が。

ああ、僕もいつの日か一気に遠くまで飛んでいきたい。

でも、簡単には上手くいかない。

だから面白い。

「幸せなRadio」。

ZIP-FM「MIDNIGHT RUNWAY」の新オープニングテーマソングとして流れる頃には、平穏な日々が戻っていることを祈る。
2020.02.27

気分を変えて

ネットでもテレビでも新聞でも、朝から晩まで新型コロナウイルスのニュースばかり。。。

大変な時期だし、亡くなられた方も増えてきたし、、本当に気が滅入る。。。

事実に目を背けないという意味では、これから検査対象者数が増えるに従い、日本での感染者数も自ずと増えていくことを覚悟しておかなければならないのかも知れない。

個人的には、世の中の感染リスク自体は、時差通勤とか在宅勤務が広がり始めている今よりも2週間前の方が高かったような気がするけど。。

致し方ないとはいえ、相次ぐイベント中止にエンターテイメント業界も本当に大変みたいで。。飲食店も。。。

イベントキャンセルは保険の対象外で補償が下りない、というのがニュースになっているけど、、会場費とかは、、全額とは言わなくても、主催者側に何らかの救済があってもいい気がするなあ。

本当に一日も早い終息を願うばかりだ。


暗いニュースばかりブログに書いていると益々気が滅入るので、ここは気分を変えて少し音楽の話題を。。

幸いにも開催させて頂いた先日の僕のツアー最後のライブ。

開演までに会場で流すBGM用のCDを作るように言われ、、、さて選曲をどうしようかと悩む。。。

本当に僕の好きな曲でいい、ということだったので、洋楽・邦楽を織り交ぜて、基本的にはAORを中心に曲を選ぶ。

中心はやっぱり80’sのJ-POP。。

ライブの後、会場に来ていたお客さんが「BGMで馬場さんの曲、かかってたよね?私たち、馬場さんのファンクラブ入っているんだけど、馬場さんの曲がかかるなんてびっくり!」と。

お、、分かっていただけて僕も嬉しい!

喜んでいただけて良かったです。

僕的には、「東野純直の曲かかってたけど、びっくりした!」

という人を期待してたんだけどね。

東野純直の「80’s」は、僕のニューヨーク時代のカラオケの十八番。

とても懐かしい。。。

と、いうことで、僕の選曲はこんな感じ。。

M1 Everybody Wants to Rule the World(Tears for Fears)
M2 NO END SUMMER(角松敏生)
M3 80’s(東野純直)
M4 カナリア諸島にて(大滝詠一)
M5 MARIA(稲垣潤一)
M6 Don’t Dream It’s Over(Crowded House)
M7 START(DEPAPEPE)
M8 一本の音楽(村田和人)
M9 ワルツ(スネオヘアー)
M10 The Big Blue(杉山清貴)
M11 In Only Seven Days(Queen)
M12 LADY BLUE(山下達郎)
M13 君はレースの途中のランナー(馬場俊英)
M14 Just When I Needed You Most(Randy VanWarmer)
M15 優しい最後の夏(安部恭弘)

安部恭弘とか、、分かる人には分かってもらえるよね。。
2020.02.18

人生100年時代の折り返し地点

私ごとではありますが、本日51歳の誕生日を迎えました。

たくさんの方からのメッセージを頂戴しまして誠にありがとうございます。

幸せなことに、この10日ばかりの間に色んな方から誕生日のお祝いをして頂いたので、気分的にはここ数日で3つか4つ歳を重ねた気分。。

でも、実際には本日をもって一つ歳を重ねたと言うのが唯一の真実のようだ。

人生100年と言われる時代。

でも、最初の50年と残りの50年では、過ぎ去る時間の早さとその時間を過ごす意味合いは随分と異なるんだろう。

そもそも100年も生きられる保証なんてないから、どうなるか分からないし。

30年前には人生100年なんて一般に言われることはまだ無かったはず。

もしかしたら、あと30年経ったら人生150年時代なんて言われてるかもね。

だとしても、そこまで生きる保証はないことに変わりはない。

つまりは、与えられた時間を、いかに楽しく過ごすか。

それに尽きる。

よく悔いのない人生を過ごしたい、と言う言葉を聞く。

でも、僕の人生、悔いだらけの人生だって構わないと感じる。

僕の言う人生の楽しさの定義には、嬉しいこと、楽しいこと、やりたい事ばかりの人生ではなく、後悔とか、苦しみとか、嫉妬とか、人との軋轢から生じる嫌な思いとか、色んなものが含まれる。

そう言う負の部分も引っくるめて、人生の楽しさと言うパイを如何に大きくすることができるか、と言うのが信念だ。

そのパイを大きくするためにはどうすればいいか。

答えは簡単だ。

チャレンジすること。

チャレンジして失敗すること。

その失敗から学んで、またチャンレジすること。

そして、小さな成功を手にして、その喜びを胸にまた次にチャレンジしていくこと。

その過程を通じて、嬉しいこと、楽しいこと、嫌なこと、苦しいこと、、、全部くっついてくる。

人生100年の折り返し点を昨日の24時に折り返し、今日の0時にその後半の一歩を踏み出した。

今日までは、どちらかと言えば失敗を恐れたり、人目を気にする生き方だった気がするから、これからは人目を気にしないような生き方、失敗を恐れず自分をさらけ出す生き方が出来ればいいな、と願う次第である。

2020年2月18日
加藤ヒロ


2020.02.11

うん、美味い!

お風呂上がりに必ず体重計に乗ることが日課になっていたが、ここ最近サボっていることに気づく。

2週間前くらいだろうか。。。久しぶりに体重計に乗ってみる。

すると、、、あれ?

こんなに、、増えてるし。。通常体重から2キロ以上も。。。

そうか。。考えてみれば、最近はお酒こそ量を減らしているものの外食が増えてるし、スイーツ系も行っちゃてるし、一時期はストイックに摂取を控えていた肉類とかも平気で食べちゃってるし。。

やばいなあ、、、これは。

体重が増えたからか、、先日ひざを痛めてしまったし。

でも、よく言うよね。。。。冬は太るって。

なので、冬のうちはよしとして、春になったら気を付けることにしよう。。


なんてこと考えていたら、気がつけば「スタートライン」コンサートツアーの最終日。

朝から冬の青空が晴れ渡る。

お昼過ぎに大阪から移動して到着するドラムの駿汰君とギターのハカセ君を車で品川駅まで迎えに行く。

彼らが到着するまで、車の中でお昼ご飯として買ってきたパンを頬張る。

うん、美味い!

そして、そのまま二人を乗せてライブ会場へ。

早めにライブ会場に到着するも、昼間のイベントをやっているので、それが終わるまで外でずっと待機。

イベントが終了し、機材を運び入れて慌ただしくセッティングを行い、すぐにリハーサル開始。

それにしてもリハーサルの時間がない。。。

バタバタのままリハーサル終了し、もう開場時間。

お腹すいたなあ、と一部のバンドメンバーと一緒にライブ会場のまかない飯のタコライスを頂く。

うん、美味い!

そして、ライブが始まり、お陰様で盛況のうちに終了!

ライブ後は、みんなで打ち上げ会場へ。

待ちに待った10日ぶりのビール。乾杯!

うん、美味い!

打ち上げ会場で、いなり寿司とか巻き寿司とか、鳥の唐揚げとか、ビザとか、スナック菓子とか、、、目の前にあると、ついつい摘んでしまう。

ビールの次には、、、ワインも。。

うん、美味い!

・・・。

まあ、こんな感じだと、、太るわな。。

やばいね、こりゃ・・。


2020.02.05

ボソボソと。

最近何か忘れているような、、と心に引っかかりを覚えていたので、よく考えてみるとブログの更新を忘れていた。

と、言っても一週間ぶりなので、まあまだ許容範囲か。。

いや、ブログが日記だとすれば、それは基本的に毎日更新されるべきものだ。

それを僕は、一週間も放ったらかしにしていたわけだ。

ブログの更新忘れだから誰からも被害届が出されることはないが、これが美しい水槽で飼われている熱帯魚やら金魚やらの餌やりであったとすれば、少なからず水槽の中では何らかの被害が発生したかもしれない。

僕たちが感知することのないであろう、金魚たちの無言の暴動の末に。。。

まあ、それはさておき、この一週間も僕にとっては忙しい一週間だった。

土曜日には朝からは夕方まで社内の会議があった。

月曜日にもバタバタと複数の社内会議をこなした。

まだ、諸々考えないといけないこと、やらなければならないことは残っているものの、、こと会社関係の行事としては大きな一つの山場を超えたはずだ。。。。。恐らくは。。

これで少しは今週の8日土曜日に差し迫ったライブの準備に時間を割けるというもの。。

で、久しぶりのフルバンドでのライブなので、メンバーが集結してのスタジオリハ。

途中一度だけ休憩を挟んでの6時間ぶっ続けのリハ。。一体、僕はこの日に何曲歌ったんだろう。。。

ちょっと、喉がイガイガするぞ。。。。大丈夫か?

そんな中、歌のレッスンへ。

この日は、喉が本調子ではないことを先生に伝えて、本調子でないときにライブでどうやって対処するか、のレッスン。

例えば、いつもは声を張って歌う曲をわざとキーを一つ下げて、ボソボソと歌う感じで全く違うニュアンスを出してみたり。。

なるほど、やってみると楽だな。

「最近は、ボソボソ歌うのが流行ってるらしいよ。どうやら。」と先生。

「へえ、そうなんですか?」

昔はキーが高い方が歌がうまいみたいな俗説もあったと聞くが、最近の若い子達は敢えて高いキーで歌うなんて人はいないらしい。

無駄な努力はしないと言うことか。

「今年のグラミー賞を総ナメにしたビリー・アイリッシュの歌は聴いた?」

聴いたことがない僕に先生は一度聴いてみるようにと。

籠り場に戻って、早速ビリーアイリッシュを聴いてみる。

・・・・。

う〜ん、、、確かにボソボソだ。。。

でも、インパクトあるなあ。。世界はこう言う時代なのか?

僕がやっていることとは正反対の気が。。。

僕もボソボソの歌、書いてみるかなあ。。。鼻血出しながら。
2020.01.28

置いてけぼりの午後

関東甲信越の山沿いを中心に積雪を記録したこの日、大阪の空は朝から晴れ渡っていた。

テレビの画像に映し出される雪景色とは裏腹に、外の気温は真冬とは思えないくらい上昇し、どこか春の気配さえをも感じさせる陽気だ。

その前の週の金曜日、名古屋でのラジオ収録を終えた僕は、翌日の大阪でのツアーライブのためラジオ収録に集結したメンバーを車に乗せて大阪に移動。

そして、予定通り土曜日の夜に北浜・雲州堂でのライブを無事に終えることが出来た。

ライブが終わると、僕はライブ直前の数日間控えてきたアルコールを解禁する。

直後の打ち上げで、最初に口にするビールの味は格別だ。

そんな感じで、ライブが終わると束の間の休息が訪れる。

そして、すぐまた元の日常が始まる。

時間は待ってくれない。

月曜日は朝から電話会議に追われ、頭の中では決算のこと、予算のこと、人事評価のこと、今後の会社の方針のこと、、、

怒られるかもしれないけど、普段あまり考えないことが頭の中でグルグルと渦を巻いてやまない。

そんな状況に僕の心が穏やかであるはずもなく、ライブ後の憔悴した心具合と相まって、最低限のこと以外にやる気が全く失せてしまった。

そんな時は、何もやらない方がいい。

気持ちが再び重い腰を持ち上げ、動き始めるのをじっと待つ方が得策だ。

午後になり、朝はあんなに晴れ渡っていた空もどんよりと曇り空へと変わり、今にでも雨が落ちてきそうな気配。

そんな中、椅子に座ってただひらすらギターを奏でる。

繰り返すカッティング。

技術が未熟な僕のカッティングでは、腕を振り落とす度に音色が変わる。

ピックの角度や力の入れ具合、カッティングのリズムにスピード。。。ギターのポジショニング、右肩の位置。。

色んな要素が絡まってギターが音を紡ぎ出す。

心地よい音が出たと思ったら、その次には顔をしかめたくなるような鈍い音が出る。。。

思えば、日常も似たようなものか。

綺麗な音色を奏でるように、上手くいく日もあれば、顔をしかめたくなるくらい何をやってもダメな日もある。

ただただ、そんなことをぼんやりと考える午後。。

何もやらない午後。

時間は待ってくれないけど、置き去りにできるものなら僕をこのまま置いていけと、、過ぎ行く時間に手を振ってみた。

そんな日があっても、、いい。いや、ないとダメかもね。
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