加藤ヒロ 公式サイト

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2020.12.31

変わるもの、変わらないもの。さらば、2020年!

いつもよりもやけに静まり返った住宅街。

車をコインパーキングに停め、足早に篭り場へと向かう。

昨日までの曇り空とは打って変わって朝から青空が広がる。

時折吹き付ける風はとても冷たく、そして乾いている。

見事なまでの、そしてこれ以上ない典型的な冬晴れの朝だ。

大晦日の今日、世界は2020年の終わるを迎える。

明日になれば2021年となり、あの想像だにしなかった新型コロナウイルスのパンデミックに振り回された年が終わる。

終わると言っても西暦の数字が一つ増えるだけで、一体何が変わるというのだろう。

2021年の元旦を迎えたとしても、きっと近所のパン屋さんはパン屋のままで、時々見かける野良猫は野良猫のままだ。

新型コロナウイルスは依然として世の中に蔓延してその猛威を振るい、内戦で多くの民衆を傷つけている国では砲弾が飛び交うかもしれない。

森林は消失を継続し、二酸化炭素は膨張を止めない。

そして、きっと、、、僕も僕のままだ。

人目を気にしてばかりで、プライドが高く、そして誰よりも傷つくことを恐れる自分勝手な、、僕のままだ。

ギスギスした世界。

SNSで誹謗中傷が飛び交う世界。

勝者が更なる勝者を生み出す仕組みが完成間近となった高度資本主義経済の世界。

何も変わらない。

そう、何も。

変わるものがあるとするならば、年が変わる節目に新たな心持ちでスタートを切るという気持ちになることだ。

昔から繰り返されたきたしきたり。

年忘れの宴を経て、新年の抱負に人々はその希望を託す。

もっともっと人に優しくなることだったり、誰かを愛することの大切さだったり。

ただただ、そのことだけを願う。

色んな人がいる。

色んな考え方がある。

正解なんてない。

2020年12月21日、土の時代は終わり、風の時代が始まったと聞く。

大きく片方に振り切られた振り子は、そろそろ振り戻しの時期を迎えるのかもしれない。

2021年は、僕個人にとっても幾つかの変化をもたらす年になることを予感する。

きっと節目の年になるだろう。

何も変わらない世界でも、一人ひとりは変われるはずだ。

お世話になった全ての方々へ。

2020年、ありがとうございました。

そして、来年も宜しくお願いします。

加藤ヒロ
2020.12.20

安心してください、やってますよ!

ガランとした木造建の大きな家屋。

天井は一般的な住居に比べて格段に高い。

壁の両側にある窓は、換気のために常に開け放たれ、冬至を目前にした乾いた冬の風が容赦なく室内に吹き込んでくる。

その年季の入った板張りの床の上に、頬を伝った汗が滴り落ちる。

シャツは汗まみれになり、まるで真夏の灼熱の太陽の下で自転車を立ち漕ぎしている時のようにぴっちりと背中に張り付く。

今日もまた、誰もいない卓球場で死闘を繰り広げてしまった。

プロデューサーの安藤さんと僕の中で、最近最も盛り上がっているイベントだ。

50歳を超えたおっさん二人が2時間、まともな休憩をほぼ取ることなく卓球に打ち込む姿は、どうやら側から見ればかなり奇妙に映るらしい。

初めての卓球場では、そのお店の人から「あなた達、大丈夫ですか?ちゃんと休憩してくださいね。」と心配されることもある。

尤も音楽プロデューサーとシンガーソングライターを夫々肩書きにもつ二人が、音楽イベント以外でここまで盛り上がっていいのか、という本質的な問題がないわけではないが、このご時世、人様にご迷惑をおかけすることなく楽しめる遊びとして、卓球はその要件を満たすことは間違いない。

まさか自分がここまで卓球に夢中になるとは思いもしなかった。

始まりは去年の9月。

仙台の定禅寺ジャズストリートライブの時に、たまたま僕が出演したステージのすぐ近くに卓球用品の専門店があって、そこでマイラケットを買い、ラバーを貼ってもらったのがきっかけだ。

そのまま卓球台のある温泉宿に直行し、卓球に没頭した夜が今となっては随分昔のように思える。

それ以来、1〜2ヶ月に一度のペースで安藤さんとラケットを交えている。

最初は勝負にならないくらい下手くそだったので、去年の11月に当時母校で卓球の先生をしていた同級生に習いに行ったことがある。

僕らが在校生だった頃の卓球場は、旧講堂と呼ばれる場所にあったが、どうやら今は変わってしまったらしい。

どこに行っていいかわからないので、正門付近で待っていると、ニコニコしながら体格のいい人がやってきた。

「お疲れ様です!」

ちょうど引退を表明したばかりの元広島カープの岩ちゃんだ。

その日、僕は同級生から卓球の基礎をみっちりと叩き込まれたけど、結局岩ちゃんには勝てなかった。

それから1年。

怒られるかもしれないが、この1年間のラーニングカーブの角度では、もしかしたら歌よりもギターよりも卓球の方が上かもしれない。

それくらい、フォアのスマッシュの精度は上がった。

最近はバックハンドに磨きをかけている。

いや、磨きをかける前に、ちゃんとしたバックハンドの打ち方をもう一度同級生に習いに行きたいところだが、新型コロナの影響もあり今年は広島には帰れそうにない。

コロナが落ち着いたら、真っ先に習いに行くことにしよう。

そして、最近卓球の次に盛り上がってるのは、、、競馬かな。。

おいおい、音楽はどうした⁉︎

・・・。

音楽?

「安心してください。やってますよ!」
2020.12.12

競走馬移動中

ラジオの収録を終えた翌日、この日も朝から晴れた空の下、東へと車を走らせる。

相変わらず新幹線には乗らない、車移動の生活が続く。

おかげでこの半年に走行距離は格段に伸びた。

僕は高速道路から目に映るフロントガラス越しの景色を眺めながらのドライブが大好きだ。

だから車移動が苦にならない。

気のせいか、今年は高速道路の両脇に連なる、なんてことない山々の紅葉がやけに綺麗に映る。

例年であれば、12月の中旬ともなれば木々の葉っぱは枯れ葉となってその枝から散ってしまっているはず。

そんな寂しい景色になるはずの季節だが、今年は秋が長いのか??、ほぼ全ての木々に元気な葉っぱがまだ残されているようだ。

連なる山々の色のベース色は、燻んだ杉林の深緑色だ。

その燻んだ深緑が広がる中腹には竹林が点在し、僅かに黄色味がかった緑に変色している。

そして、広葉樹が集まる一帯は、その大きな葉をオレンジに近い褐色に染めている。

遠目で見ていると、なんだか昔の太陽ホエールズのユニフォームの色合いに見える。

綺麗と言えば綺麗なんだけど、、なんともインパクトに欠ける景色だ。

その中に、色鮮やかに紅く染まった紅葉の木が映えるように浮かび上がると、紅葉の景色は一枚の絵画として成立する。

そんな景色を見ながら車を走らせる。

新東名の清水PAを超えた辺りから新富士ICまでの区間は、フロントガラス越しに富士山をほぼ正面に目にすることが出来る。

その優雅に聳え立つ富士山の姿は圧巻であり、何よりも美しい。

しかし、山頂にほとんど積雪が確認できない。

11月の始めの頃は白く冠雪していたのに。

それにしても、新東名ができて随分と車での移動も楽になった。

感覚的には、昔の東名を走って東京・名古屋を往復することと比較すれば、所要時間もかなり短縮され、道路もゆったりしている為か感じる疲労度は昔の半分くらいで済む。

何よりも見える景色が素晴らしい。

左側の走行車線には、大きなトラックが連なって走っている。

僕は追い越し車線に出てその大きなトラックの塊たちを追い越していく。

「競走馬輸送中」。

そうか。。競走馬も全国各地のレースに出る為に長い距離を移動してるんだ。

週明けから日本列島の空は寒気に覆われ、一気に気温が下がるみたいだ。

これでまた富士山の山頂も真っ白に冠雪することだろう。

競馬も年末にかけて開催される数々の重賞レースに向けて盛り上がるに違いない。

お馬さん達もお疲れ様だ。

いつもの12月と変わらない風景へと移り変わっていく。

いつもと違うのは、忘年会で盛り上がらない繁華街だけか。。。

天気図の所々に雪マークが貼り出されれば、いよいよ、寒くて長い冬が、、、始まる。

※ 写真は11月初旬の富士山。
2020.12.08

Season's Greetings!!

先日、今年もロックフェラーセンターのクリスマスツリーにイルミネーションが灯ったというニュースをみた。

ニューヨークでは11月の感謝祭が終わると、街は一気にクリスマスモードへと突入する。

僕がニューヨークが住んでいた頃も、この時期のニューヨークの街はまるで魔法にかけられたように華やかだった。

普段は行くこのないタイムズスクエアに行って大きな電光掲示板を見上げた夜を思い出す。

分厚いコートを着込んでマフラーはぐるぐる巻きに。

夜の空気は冷たく頬に張り付き、沢山の人が吐く出す息は白く街の景色を高揚させた。

気がつけばもうそんな時期だ。

年末ともなれば、誰にでも恒例行事のようなものがあるだろう。

それぞれのSeason's Greetings!の過ごし方がある。

年賀状を書いたり、大掃除をしたりと、煩わしい行事もその典型例ではあるが、懐かしい友人と会ったり、人によっては海外旅行に出かけたり、楽しみもまた多い。

そんな年末に向けて色々と考えないといけないことも出て来そうな時期だけど、今年は今一つ年末感が湧いてこない。

僕も大体12月あたりに地元広島でのワンマンライブを入れて、その日程に合わせて中高時代の友人と会って食事をしたり、ゴルフをしたり、その時期ならではの過ごし方を楽しんできた。

でも、今年の年末はライブの予定もなく、広島にも行かないつもりだ。

この1年間、確かに時間は流れて、僕たちはその流れの中で確実に人生の歩みを進めて来たはずなのだけれど、ちょうど1年前の12月にプロデューサーの安藤さんと早稲田にある穴八幡宮に「一陽来復」のお守りを貰いに行ってから1年が経ったとは到底思えないほどの時の流れの速さだ。

まさにポッカリと1年分の時間が、破れたポケットの隙間からどこかに抜け落ちてしまったようだ。

新しい年が来ても暫くは以前のように誰とでも気楽に会って、話して、笑って、酒を酌み交わすような生活はすぐには戻ってこないみたいだ。

ともすれば気持ちが沈みがちになりそうだけど、少しでも新しい年が良い年になりますようにという願いを込めて、今までのやったことがない”New Year Live”をやってみることにした。

会場は定員の半分以下の人数制限はかかるけど、生配信もやる予定。

新年早々の三連休の初日(1月9日)の夜に、少しでも元気になれるような、そんなライブをやりたいから。

アーカイブもあるので、出来るだけ沢山の人と一緒に新しい年を祝うことが出来れば、、、。

どうぞ宜しくお願いします!
2020.11.26

ヤバい奴やん!

ラジオの月1企画のカバー研究所。

12月下旬に収録予定の曲をそろそろ練習しようとコード譜を取り寄せる。

見てみると、、なんと、、難解なコードがずらりと並んでいるではないか。。

普段は目にしないバレーコードのオンパレード・・。

これをこの早いテンポに合わせてコードチェンジしろというのか。。

これ、、、ヤバい奴やん!

案の定、2日目で左手が悲鳴を上げ始め、、、即座に左腕の4箇所に鍼パッチを貼る。

これで、、ちょっとはマシか。。

収録まであと3週間ちょっと。。

果たして間に合うのか?

曲を習得するのが先か、腕がヤられるのが先か。。。

やっぱ、、、これ絶対ヤバい奴やん!


さて、本日。。明日のラジオの収録のため名古屋に前乗り。

静かに過ごす一人の夜。

貴腐ワインにチーズにメイプルローストカシューナッツ。。

いつものスーパーに出かけて、誘惑に勝てずに買ってしまった。。

ああ、、これ毒な奴やん!

今日もレッドライン越えか。
2020.11.25

なんで?

「なんで??そりゃ、ないでしょ!」

メガネをかけて、もう一度デジタルで表示された数値を凝視する。

日課になっている風呂上がりの体重測定。

なんと、自分で設定しているレッドラインを0.9Kgも超えている。

レッドラインは、超えなければいい、という話でもなく、それに近づくだけでもちょっと自戒の念を強める必要があるのだが、一気にそれを1Kg近くも超過してしまうと途方に暮れてしまう。

こんなことは初めてだ。

ま、でもヘルスメーターからしてみれば、「なんで?」と聞かれたところで、「自分の胸に手を当てて考えてみたら?」としか回答できないだろう。

なので、自分の胸に手を当てて考えてみる。

なんでだ。。。

まあ、考えるまでもなく、その理由にたどり着く。

そうなんだよな。。

焼肉に行っちゃったんだよな。

しかも、週に2回も。。。

特に2回目の焼肉は、接待していただいたものだから、最後のシャトーブリアンのサンドイッチまで綺麗に完食しちゃったんだよな。。

美味しかったな。

その後、3日かけてレッドラインをようやく下回る。

そして、昨晩。また、レッドラインを超えてしまった。。

今度は何???

あ、、ナッツだな。

味噌味のナッツ、一袋を全部食べちゃったからだな。。

体って、、正直だ。

なんか年とってくると如実に数値に表れる気がするな。

まあ、今年は忘年会シーズンもあってないようなものだから、、まあ、いいか。

でも、暴飲暴食は免疫力を下げるって言うから、皆さんも気をつけて。

僕も、、気をつけます!
2020.11.15

転換期の中で

ここにきて、また新型コロナの感染者数が増え始めた。

夏の第二波の時にはそれほど重症者数が増えなかったのが救いだったけど、今回はちょっと様相が違うのかも知れない。

改めて注意しないといけない。

ソーシャル・ディスタンス、テレワーク、ZOOM会議、ワーケーション、渡り鳥生活・・・。

新型コロナウイルスによってもたらされる社会的な構造変化が、果してどのような形に落ち着くのかを見定めるには、もう少し時間が必要だろう。

それにしても、新型コロナに関係なく、そもそも世界は大きな節目を迎えているのかも知れない。

民主主義や資本主義といった戦後の先進国にとって基軸ともなっていた社会的仕組みさえも揺らぎ始めているように見える。

今や日本企業で世界の時価総額ランキングの50位以内に入っているのは、トヨタ自動車だけ。

自社株を対価にM&Aを活用し拡大・成長してきた欧米企業を横目に、日本企業には制度上の問題もあってか、自社株を活用したM&Aを活用してこなかった。

そうこうしている間に、この20年で規模では圧倒的な、そして取り返しのつかない程の差をつけられてしまった。

中国は、国を挙げて経済に取り組んでいるわけで、お金や人材等その投入するリソースの規模は、もはや日本の一民間企業が対抗して敵う相手ではない。

僕はずっとM&Aを通じて日本企業の成長をサポートさせて頂くという仕事をしてきたが、今の日本の現状を踏まえて先を見据えた場合、日本企業が世界の中で生き残りをかけて進むべき選択肢は、もはや限られてきているのではないかとさえ思う。

量ではなく、質。ニッチでも構わないが、代替性のないもの。

色んなものが転換期に来ている。



また、企業の在り方についても量から質への変換が必要だと感じることが多い。

終身雇用による社員一人ひとりを守る仕組みは既に崩壊しているというのに、まだ働き方改革は本質的な変化をもたらすまでに至っていない。

集団的な目標やノルマをクリアするために、みんなで力を合わせて頑張ろう!なんていう方法は時代遅れ感さえ感じる。

僕がよく言う提言。今のサラリーマンとしてお仕事をしている人のうち、例えば10%でもいい、それらの人が個人事業主となって会社と業務委託契約を結ぶ働き方が一般化すればいいのに、と思っている。

新しい雇用型の業務委託契約とでも言おうか。

もちろん、それなりの技術とか、ノウハウとか、あるいはそれらを表章する資格のようなものが必要かも知れない。

労働時間の対価ではない。

それらを活かして価値を創造し成果を上げ、対価を受け取る。

会社から拘束時間の対価としてお給料をもらう考え方は捨てなければならない。

新型コロナは、間違いなくその変化への背中を押したと思う。

成果が上がれば、報酬も上がる。

大学を卒業した時点で、大凡の生涯所得が計算できるような社会ではやる気も出ない。

遅刻をしないとか、勤務態度が悪いとか、もちろんそれらは社会人として大事なものであることに違いはないが、そういうものをモニタリングし、評価をする仕組みではなく、もっと結果にコミットする成果主義に移行した方がいい。

個人事業主になれば、優秀な人であれば余った時間を使って競合しない範囲で副業することもできる。

加えて、それらの自分のビジネスのために必要となる様々な支出が促される。

それは税務上の損金算入が可能だ。

僕だってそうだ。

大変申し訳ない話ではあるが、会社の接待で使うお店にポケットマネーでそうそう頻繁に行こうとは思わない。

ビジネス、つまりそれを上回る効果が期待できるという費用対効果の世界。

損金算入による税効果が享受できれば、結果として個人の可処分所得は上昇する。

世の中の経済効果も決して小さくはない。

僕は元々会計士だけど、独立して個人事務所を開業した友人は皆んな給料は下がったけど可処分所得は増えた、と口を揃える。

個人支出が増え世の中の経済効果が上がれば、国の税収だって増える。

一見、所得格差が広がるように見えるかも知れない。

難しい問題だ。

でも、低所得の水準を下げない仕組みを工夫すれば、その上で広がる格差は社会的には受け入れなければならない局面があるのかも知れない。



さて、占星術の世界では、今年の12月21日を境に今までの常識が覆るほどの構造的な変化が生まれると言われている。

何が起きるかわからないけど、、一人ひとりが新しい世界を見据えて変化を起こしていかなければ生きていけない時代が来るのかも知れない。

僕もちょっと、、ドキドキしている。
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