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2019.10.16
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ドラマ撮影

この度の台風19号の被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。

さて、ミナホ2019の2日目イベントが中止になったため、大阪滞在の予定だった三連休が東京滞在へと変更になった。

そこで、「東京にいるんなら出てよ。」と一度お断りしたドラマの撮影にAK監督から改めてお声がけ頂き、急遽朝早くから都内某所の撮影現場へと向かう。

何もかもがバタバタで進んでる感じの撮影現場に、セリフがない役だからとお気軽に構えたまま到着する僕。

まさにこの日クランクインを迎えて緊張感高まる現場との間に、いきなり温度差を感じる。

カメラは沢山あるし、衣装さんとかスタッフさんも沢山いる。撮影のセットの場所も結構広いし。。

奥の方では見たことある俳優さんがメイクしてる。

ドラマの撮影現場には何度かお邪魔した事あるけど、こんな感じの屋内のセットの中での撮影は初めて。さすがは某局のドラマ撮影現場。

なんか、、急に緊張してきたぞ。。。

そもそも「ドラマに出てよ。」と言われても、僕は一度も台本見てないし、自分の役こそ聞いてたけど具体的にどういうシーンを撮るのか、とか全然わかっていない。

周りの人は台本片手にブツブツ言いながら準備してるのに、、セリフの無い僕はやる事ないから「◯◯さん(←主演女優さん)からの差入れ」と手書きで書かれた張り紙のすぐ下に置かれた箱からどら焼きを一つ手に取り、朝ご飯代わりに頂く。

美味しいけど、、なんか場違いな所に来ちゃった感じだなあ。

そうこうしてると顔見知りの俳優さん達が何人か現れて声をかけてくれる。

そして、しばし談笑。

すると突然撮影のセットの方から僕を呼ぶ声が。

え?もう撮影開始?

なんの準備もしていない僕は慌ててセットの中へ。衣装とか、このままでいいのかな?

言われた場所に座っていると、満を持して有名な女優さんがお辞儀をしながら入ってきた。

近くで見るとやっぱり綺麗だなあ。。

「それでは、シーン◯の撮影始めま〜す。」と助監督の声。

一人一人順番に「◯◯役の◯◯さんで〜す!」と紹介されていく。

そして誰かが紹介される度に、そこにいる全員からパチパチと拍手が起きる。

そして、最後に僕の番。

「◯◯役の加藤ヒロさんで〜す。」

「あ、ども。加藤ヒロです。宜しくお願いします。」

「パチパチパチ。」

凄え、、みんなの前で紹介されちゃったよ。

で、そこからお昼頃まで何シーンも撮影。

シーン替えの度に僕も持参したシャツに衣装を取り替える。

なんだか、、これ、、結構映っちゃうんじゃないの?僕。。。

で、最後に完全に映っちゃうシーンの撮影が。。。

僕の隣に主演格の男優さんが座って、その横に主演の女優さんが立つ。

やばいね。。。これ、絶対映ってるね。。僕。。

オンエア日は、もうすぐみたい。情報解禁も間もなく。。

お楽しみに、、と言いたいけど、、大丈夫だったかな、、僕。

観るの、怖くなってきた。。
2019.10.12

ミナホ、僕の出番は中止です。

本番に向けて2回目のリハーサル。

僕は、リハーサルを終えた後、夕方から暴風雨が強まる前に大阪に向けて移動する予定だった。

そして、土曜日は大阪でゆっくりして日曜日の本番に備えるつもりだった。

キーボードのたまちゃんも、金曜日のうちに大阪に移動して親戚の家に滞在する予定だったらしい。

さて、リハーサルでは、本番さながらの進行確認をしたうえで全5曲を演奏し終える。

「よし、いい感じ。」プロデューサーからもOKが出る。これで、準備は万端だ。

終了時間になって「お疲れ様でした。」と片付けを始めたところでマネジャーのMさんがスタジオの扉を開けて飛び込んできた。

「すいません。たった今、13日のイベントが中止という連絡がありました!」

「えっ、、中止???」

メンバー一同、呆然と立ち尽くす。

台風19号は静岡から関東に上陸し、13日の日曜日には東北沖に抜けるという予報だ。

だから、誰しもが大阪でのイベントは12日(土)こそ残念ながら中止になったものの、翌13日(日)の開催はほぼ問題無いであろう、と考えていた。

ところが、史上最強と言われる超大型の台風だけあって、台風通過後の爪痕がどの程度残るのかは誰にも想像ができない。

台風は過ぎ去っても、交通機関が果たして正常に動くかどうかもわからない。

ましてや、大阪でのイベントとはいえ、大多数のアーティストは東京方面からの移動になると思われる。

そう考えると、確かに日曜日の開催にはそれなりの不確実性が残る。

実際に、僕とたまちゃん以外は本番当日の日曜日の午後大阪に新幹線移動する予定だったから、万が一新幹線が止まってみんなが来れない場合は、「セットリストを変更してたまちゃんと二人でやるしかないね」なんて冗談半分で言っていた。

プロデューサーの安藤さん達は、大慌てで当日来てくれる予定だった方々に中止の旨の連絡を入れている。

本当ならリハ終了してみんなの機材を僕の車に積んで移動という心算だったから、その必要性が無くなった僕らは、しばしスタジオのロビーで放心状態。

まるで午後からの授業が休講になってしまい、「みんなこれからどうする?」っていう状況になった時の学生時代を思い出す。

まあ、こればっかりはしょうがない。

何よりも安全第一だし、とにかく台風で大きな被害が出ないことを祈るしかない。

9月に行った秋保神社で引いたおみくじに「目先のチャンスに囚われずにじっくりと、、」といった事が書いてあったけど、この事なのかな。

まあ、またチャンスはあるでしょう。

とにかく、しっかりと台風対策して、週末を乗り切りましょう。

皆さんもどうかお気をつけて。
2019.10.09

炒飯の日。

大阪のFM802主催の音楽フェス「ミナミホイール2019」まで1週間を切ったこの日。

リハのため、お昼前から加藤ヒロバンドのメンバーが集合してスタジオ入り。

今回は僕の出番の日にBrian the Sunのライブが広島であるということで、ドラムの駿汰君が参加できない。

加えて、ベースのまさや君も本番当日に他の予定が入っているとのことで、今回はギターのキミヒデ君の紹介でドラムのタカ君とベースのルイ君に入ってもらうことにした。

彼らと一緒に演奏するのは初めてだけど、実は「Fly into the Summer」のミュージックビデオの撮影のときに、それぞれドラムとベース役をお願いしたことがあるから、そのときに一度お会いしたことがある。

なので、全く知らない仲ではないからか、リハは思ったよりも順調に進む。

いつもと違うニュアンスの音になるかも知れないけど、それぞれに良さがあって、それこそが人が音楽を奏でてる証拠。

本番が楽しみ。

リハの後は大急ぎで荷物を置きに一旦自宅に戻ってから新幹線で名古屋へ。

この日はお世話になっているZIP-FMの26周年記念パーティーがZIP-FM本社にて催されるということで、収録に合わせてお邪魔することになっていた。

もうすぐパーティーだというのに、どうしても我慢できない空腹に崎陽軒の横浜炒飯弁当を衝動的に購入してしまう。

乗車中に食べていると安藤さんからLINEが。

返信として、横浜炒飯弁当の写真を送ると、すかさず「あ、崎陽軒!」と返信が来る。

さすがだ。

僕はその時まで崎陽軒とは気づかなかったのに。

名古屋到着後に、いつものZIP-FM本社ビルへ。

会場には、ZIP-FMの社員以外にも番組の制作関係者やミュージックナビゲーター(ZIP-FMではパーソナリティーをこう呼ぶ)の人たち、そして翌日から開催されるZIP-FM主催のフェスに出演するアーティストを中心に色んなアーテイストが顔を見せていた。

ZIP-FMの社長さんのご挨拶と前社長さんによる乾杯の後、入れ替わり立ち替わり色んな人がステージでお話しをしている。

そんな中、僕とハルキもステージに呼ばれ、MIDNIGHT RUNWAYのナビゲーターとして紹介される。

一言挨拶を、ということで、僕とハルキが一人ずつマイクを持つ。

関西弁で喋り始めると、なんかミュージシャンというよりも漫才師みたい。

別に何かネタをやった訳じゃないけど。

そして、パーティーもいい感じになった頃、僕たちは番組収録のためスタジオへ。

僕も乾杯のお酒が入った状態が冷めないまま収録開始。

いつもよりハイテンション。

そして、呂律が上手く回らなかったり。

なんとか2週分の収録を完了。

もう時刻は22時半を過ぎている。

予定では、この日の〆として安藤さんとROUND ONEで卓球することになっていた。

二人でラケットと着替えを持って、意気揚々と待ち合わせ場所に向かう、、、と、安藤さんがお腹が空いたとラーメン屋に入る。

そこでまた僕は餃子とミニ坦々麺付きの炒飯をいただく。

すると、急に眠気が。。。

そうだよな。朝からリハだったし。

安藤さんは卓球やりたそうな表情を浮かべながら「疲れたんなら、無理しない方がいい。また、大阪もあるし。」と。

で、お言葉に甘えて無理せず卓球は諦め、ホテルに戻って就寝。。。

安藤さんが一人で卓球をしに行ったかどうかは誰にもわからない。

お疲れ様でした。。




2019.10.06

サウナトランス

体の免疫力が落ちている時に、過密スケジュールで蓄積した疲労が一線を越えたり、体が冷えたり、胃腸に過度の負担がかかったりすると体調を崩してしまいがち。

その初期的な症状として、僕の場合は喉に軽い炎症を覚えることが多い。

体の弱い所にそういう初期症状が現れるとすれば、僕は人一倍喉に気を遣わなければならないのに、今まではそんなこと全然気にしてこなかった。

若い頃はまだよかったけど、さすがに年を重ねてくると回復力は少しずつ下がってくるから、体調を崩しそうになってもどうにか一線を越えないように体を労らないといけないという自覚が芽生えたのはいいこと。

僕の場合は一線を越えると喉の痛みが強くなり、やがて鼻の奥がただれた感じになって風邪の症状が悪化する。

こうなると、少なくとも1週間はまともに歌が歌えなくなる。

特にライブを数日後に控えている場合は、それだけは避けなければならない。

それなのに、ライブのために練習しすぎて疲労を溜め込んでしまうことで体調を崩してしまう、という苦い経験を何度か味わったこともある。

そういえば、テレビでプロのオペラ歌手が、どうやっても年に数回は風邪を引いてしまうので、「ステージの日程を考えると風邪を引くなら今のうち」とばかりに意図的に風邪を引いて寝込む、なんてことを言っていた。

まあ、絶対に風邪を引けない日程が予め分かっていると、そういう気持ちになるのも分からなくもない。

さて、去る7月のこと。

原宿クロコダイルでのライブの3日前に風邪を引いてしまった僕は、ライブの前日に行きつけの耳鼻咽喉科に駆け込んで「何とかしてください」とお願いして薬を処方してもらった。

こういう場合に処方される薬は、結構きつい薬の場合が多いから出来るだけ飲みたくはないけどしょうがない。

幸い熱も出なかったし、薬で少しは症状も改善したので大丈夫かなと思ってライブ当日にリハに行ってみたものの、歌えばすぐに脂汗は出るし、声は所々ひっくり返るような始末。

周りの人も「大丈夫か?」と心配してくれて。

そこでリハを終えた僕は、迷わずサウナへ。

そう、以前にも似たような状況に陥った時に、僕はサウナに行って著しい回復を実感したことがあったのだ。

元々サウナはどちらかと言うと苦手な方だった。

とにかく暑いし、苦しいし。。。

なんで好んでそんな苦しい思いをしなければならないのか、、と。

ましてや水風呂なんて猫が水を嫌がるくらいの勢いで毛嫌いしていた。

とある日、サウナの達人ともいうべき人が、「サウナは水風呂に入るためにある」という話をしていたのを聞いた。

それから考え方が変わって、水風呂に入るのが好きになってしまった。

その日も、限られた時間の中で、サウナに2回、水風呂に2回。

サウナで「ととのう」という意味がなかなか分からなかったけど、その時に実感。

意識はとてもすっきりしていて、体のどこにも力みはなく、とってもリラックスした状態。。

そう、軽く上を向けば自然と「ふう〜」と小さなため息が出る感覚。。

医学的にも安心感や幸福感をもたらすと言われるβエンドルフィンという神経伝達物質が分泌されている状態なんだとか。

おかげでその日は、サウナの後にしっかり発声練習をしたこともあり、本番で無事に歌うことが出来て事なきを得た。

それ以来、温泉宿に行ったり、少し時間があったり、疲れがちょっと溜まってきたり、喉に軽い炎症を覚えた時には、迷わずサウナに駆け込んでいる。

もうサウナトランス状態にヤミつきになってしまった感じ。

そんなわけで、昨日もまた、はい。。ととのえてまいりました!
2019.10.01

「スタートライン」TD完了!

まだ表立って現れていない筋肉痛の予感を右肩に感じながら目を覚ます。

朝から最高の天気。

気がつけば日付は10月に。

9月最後の一週間はまさに怒涛の一週間だった。

9月26日からの4日間、人生初の4日連続のライブ。

金曜日の夜のギター弾き語りを除けば、ハルキとシュンタのサポート付きの編成。

セットリストもぞれぞれ異なるステージで、出来不出来に随分と差が出てしまったような気がするけど、何はともあれ無事に乗り切れたのが良かった。

そして、週明けの9月最後の翌日、午後から新曲「スタートライン」のレコーディングの仕上げとも言えるTD(トラックダウン)の為、スタジオへ。

そして無事にレコーディング完了!

とてもいい仕上がりになりました。

そして、この曲は10月からのZIP-FMのラジオ番組「MIDNIGHT RUNWAY」のテーマソングになります!

どうぞお楽しみに!

最後にエンジニアの篠宮くんと記念撮影。

レコーディング終了を祝って、安藤さんとスタジオ近くの卓球場へ。

もちろん自前のラケット持参で。

僕と同じく阪神ファンの安藤さん。

気になる最終戦を携帯でチェックしながらも、夜9時まで3時間半ぶっ通しで卓球に没頭。

汗ビッショリで二人ともヘロヘロ。

こりゃあ、卓球用のシューズが必要だね。

卓球場のおばあちゃんも呆れてたわ!

結構、上達した、、かも??



2019.09.26

初めての舞台。。

体育館ほど広くはない。

でも木の板が規則的に並んだフローリングの床は、まさしく小中学校時代の体育館を思い出させる。

僕にとっては初めての舞台稽古。

稽古で一番遅れをとっている僕のために、今回の舞台の主役であり自ら演出も手がける南翔太君が、時間を割いて僕が登場するシーンの練習を何度も何度も繰り返す。

翔太君は僕よりずっと年下だけど、その昔ウルトラマンの主役をやっていただけのことはあって、何度か観に行かせてもらった彼の舞台では、いつも芝居への情熱の熱量の高さにに関心させられてしまう。

特に、大地真央さん主演の舞台「夫婦漫才」で長男役を演じた翔太君を明治座の客席から見たときは、まさに雲の上の人であり、スターだった。

「うん、そう。加藤さん、いい感じですね。」と翔太君は優しく褒めてくれながら、立ち位置はこういう感じの方がいいとか、姿勢はこうした方がいいとか、色々と指導してくれる。

まだ台詞を完璧に覚えられていないので、流れるような進行には程遠いけど、、なるほど雰囲気は掴むことはできた。

それにしても、この僕が舞台に出るようになるとはね。。何でだろ。

音楽をやっていることでさえ驚きなのに。

もう自分の人生で何が起きても驚かないや。

数年後、「まさか僕がNASAに入って宇宙飛行士になるとはね。。」とか、「まさか僕がオリンピックに出るとはね。。」とか、言っているかもしれない。

いや、、幾ら何でもそれだけは絶対にないけど。。


数日後。

二度目の舞台稽古でも、僕のシーンを中心に何度もリハーサルを繰り返す。

僕も台詞をやっと覚えて、少しは上手く演じられているんじゃないかと、ちょっとだけ色気が出てくる。

そして、いよいよ最初から最後まで通しのリハーサル。

一応台本は最初から最後まで読んでいたけど、、全体のストーリーを改めて演技を通じて観てみると、自分が登場するシーンの重要性とか、台詞の持つ意味とか、色んなことがわかる。

そこで、また色気が出る。

もっと上手く演じてやろう、、と。


その翌日。。

全体の合同リハ。

当日の全体の流れの確認が終わると、舞台本編のリハーサルを通しで行う。

そして、いよいよ僕のシーン。

台詞は覚えたし、全体のストーリーの中での僕の役割もようやく理解できた。

その上での演技だから、今までの稽古の時よりもきっと上手くできるはず。

そう思って演じてみる。


舞台後、監督からお呼び出し。

「前回の稽古の時は良かったんだけどさ、、なんか変えた?」

「・・・(色気を出しました。。)← 心の中で呟く。。」

「なんていうか、、あまり演じないようにした方がいいんだよね。あと、台詞ももっと自然な感じでいいから。」

あ、、、、色気が余計な演技になって出てしまったらしい。。。

下手のことやんない方がいいってことか。。

役者って、、難しいなあ。。。

そして、僕は本番を迎える。。。

ライブ中に歌詞が飛んだ時の誤魔化し方は随分と上手くなったけど、、舞台で台詞が飛んだ時、、、、果たして、、どうすればいいんだろう??

どうなることやら。
2019.09.23

2019年・夏の終わりに吹く風は。。。

若い頃、お酒はそんなに好きという訳ではなかった。

特に日本酒とか焼酎とかは苦手だった。

飲むとしても専らビールばかりで、二次会で行くスナックのようなお店でもいつもバーボンの水割りと決まっていた。

それでも、飲みに行く機会は人よりも多くて、その理由は(あまり誰も信じてくれないかもしれないけど)純粋にカラオケで歌を歌うのが好きだったからだ。

自慢じゃないけど、僕みたいにカラオケでポリープを作った人はそうそう居るもんじゃないはず。

だから二次会とかで、カラオケのないお店に行くことは、僕にとってみれば何の楽しみもない退屈な時間であり、お店によっては苦痛さえに感じる事もあった。



さて、、いつからだろう。。。

そんな僕が赤ワインを好きになり、気がつけば日本酒ばかり好んで飲むようになったのは。。。

それと時を同じくした頃。。

「お酒を飲む=酔っ払うまで飲む」という等式が僕の中でいつの間にか出来上がってしまっていた。

思い返してみれば、その等式が自分の中で当たり前となったのは、カラオケで歌を歌うことに楽しみを昔のように感じ無くなった頃だ。

それが、まさに僕が音楽を本格的に始めた頃と一致する。

趣味が仕事になると、こうなる。

ワインや日本酒が大好きになった僕は、「お酒を飲む=酔っ払うまで飲む」という等式に従うように酔っ払うまでお酒を飲んだ。

嫌なことも忘れて酔っ払える。。。普段はあまり喋らない僕でも、酔っ払うと冗舌になって人を笑わせるくらい喋った。。そして、僕も笑った。。

それが、何よりも楽しかった。

そんな無茶な飲み方をしても、酔っ払った次の日は午前中こそ調子が悪いとしても、午後になると回復してきて、丸一日を棒に振るということはなかった。

でも、年のせいだろうか。。

数年前からワインか日本酒で酔っ払った翌日は、何も出来ないくらいダメージが残るようになった。

年々、その傾向は顕著だ。

ましてや、その酔っ払った翌日がライブの日だったりすると、思うようなパフォーマンスができず、酷い時には大変な失態を犯してしまうことさえあった。

そんな反省を胸に、今年の春先から原則としてワインと日本酒を飲むことを自ら禁じることにした。

代わりと言っては何だが、昔を思い出したように、またビールを飲み始めることになった。

翌日にライブやレコーディングを控えている日は完全に禁酒としていたが、それでも、経験を重ねるうちにビールを飲む限りにおいては、翌日に歌を歌うことに支障をきたすことがなかった。

これは、僕にとって何よりも好都合だった。

やがて夏がきて、、ビールの摂取量が爆発的に増えた。

不幸なことに、ワインと日本酒を禁じたものの、「お酒を飲む=酔っ払うまで飲む」という等式だけは僕の中で遺産のように残った。

ビールはワインや日本酒と違って、少々の量を飲んだところで中々酔っ払うことはできない。

だから、必然的にビールの摂取量はさらに増えていくことになる。

僕の中では、もうワインにも日本酒にも未練はなかった。

だって、翌日に支障をきたすことなく好きなだけ飲めるビールは、飲んでも飲んでもワインほどは酔っ払わない、、僕にとって”もってこい”のお酒となった。

ある日、僕は日本酒に限って言えば永遠の別れを告げた。さよなら、日本酒。ありがとう。そう、僕にはビールがある。

そして、8月後半から9月中旬にかけて、ハードなスケジュールが続いた。

ライブ、、ビール、、BBQ、、ライブ、、温泉、、卓球、、ビール、、ゴルフ、、ビール、、うな重、、ビール、、温泉。。。。



やがて、風の匂いは変わり、朝の外気にも秋の気配が。。

外出しようと靴に左足を突っ込んだとき、、あれ、、?  ちょっと、、靴がきついぞ。。

ふと、感じた違和感。

そのまま気にせず過ごしたけど、その数日後、、、左足の甲が急に腫れ上がり、歩くのにも”びっこ”を引かないと歩けない。

夏の終わり吹く風は風でも、、、「痛風」。。。。

ようこそ痛風の世界へ。。痛風の大先輩からのお言葉。



その後、病院での血液検査の結果は、尿酸値を含め全て正常値。

首をかしげるお医者さんが一言、、「おかしいな。でも、よかったね。」と。

どうやら、短期間に大量のビールを摂取したこともあり、一時的に尿酸値が上昇して尿酸が結晶化してしまったらしい。。

のたうち回るほど痛いと言われる痛風が、今回はそこまで行かなかったのが不幸中の幸い。

軽い発作で済んだ。

まあ、、お酒の飲み方には気をつけろ、ということだな。。。

こうして、、僕はこの夏、ビールにもしばしの別れを告げた。。

腫れが引いた左足の甲には、ツノのように尖った結晶体の膨らみの痕。。そして、ビーチサンダルの日焼けの跡。

人生初の風と共に、、もうすぐ、2019年の夏が終わる。
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