加藤ヒロ 公式サイト

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2019.12.08
NEW!

加藤ヒロ商店 オーナーズセレクション(ドレスデン編)

6月の終わりから7月の頭にかけて、義理の妹家族が暮らすドイツのドレスデンという街を訪れ、その時の旅行記はこのブログでも紹介した。

もうあれから半年近く過ぎてしまったが、カメラに収めた映像を眺めていると、あの時に見た街の景色、田園風景、照りつける日差しと吹き抜けるザクセンの風の匂いまでもが一瞬で蘇ってくる。

その妹家族が長いドイツでの滞在生活を終えて日本に帰ってきた。

そういう意味では、今年の夏にドレスデンを訪問しておいて本当に良かったと思う。

そのドレスデンで色々と買ってきたものがあって、まだ手元に残っている品物がいくつかある。

折角なので、皆さんにもドレスデン気分を少しでもお裾分けできればということで、数あるお土産の中からドレスデンにちなんだ素敵な商品を二種類ほど「オーナーズセレクション」ということで加藤ヒロ商店に出品することにした。

期間限定だけど。。

一つは絵柄がとっても可愛いデザイナーズ・ビールグラス。コースターも付いてるので、プレゼントにいいかも。

僕も自分用にとドレスデンで買ってきたビールグラスで、この夏は浴びるほどビールを飲んだっけなあ。。

なんかいつも飲んでいるビールでも、ドイツのビールグラスで飲むと味が変わる気がするんだよね。

まあ、、、美味しいから飲み過ぎてしまい、、そのせいか人生初の痛風発作が出ちゃったけどね。。。

皆さんも量はほどほどに。。

そして、もう一つが世界一美しい牛乳屋としてギネスブックに認定されているお店「ドレスナー・モルケライ・ゲブリューダー・プフント」で買ったエプロンをキッチンタオルとセットで。

このお店、一歩店内に足を踏み入れるともうびっくり。

ここは美術館かと思うくらい壁一面が装飾タイルで覆われている。

店内の撮影が禁止されたいたので、僕のカメラで撮ったわけじゃないけど、Web上で写真が掲載されていたので引用させてもらいました。

もし、ドレスデンに行かれることがあれば、ぜひ一度行ってみてください。オススメです!

と、いうことで、宜しければ加藤ヒロ商店覗いてみてくださいね。

https://axelstore.jp/katohiroshoten/news_detail.php?news_id=228

それでは。ちゅーす!









2019.12.04

ライブツアー、開幕デス!

東京・桜新町にあるNEIGHBORでの東京公演を皮切りに、加藤ヒロ CONCERT TOUR 2019-2020 ”スタートライン”がいよいよスタート!

この日は朝から冷たい雨が。。

寒い雨の月曜日の朝。。。Samui Ameno Getsuyoubino Asa、、SAGA、、、さが!、、という受けないギャグで幕開けしたライブは、尻上がりにテンションも上がり大盛況でした。

足下の悪い中お越し頂きました皆さま、本当にありがとうございました!

今回のツアーは、初めて帯同してもらうギターサポートのハカセ君と、いつもドラムを叩いてくれているBrian the Sunのシュンタ君との三人編成。

初披露の新曲あり、カバー曲あり、スペシャルゲストのロックバンドBARAKAのギタリスト高見一生氏とのセッションありと、盛り沢山でやっている僕らが楽しんでたし。

先日の”ヤツ”の侵略から解放されてから、なんか歌声が良くなった、、と複数の人から言われ困惑気味。。。

自分では分からないけど。。

喉の奥に”ヤツ”が何かを残していったのか??

”ヤツ”のせいで全然直前の追い込み練習が出来ず不安だったけど、本番2日前にいつもお世話になっている大阪の海鮮居酒屋「遊魚」でのイベントにハカセ君と一緒に出させてもらったのが良かった。

不安があった曲を全部リハーサルを兼ねて歌えたからね。。

そのイベントでも大盛り上がりで、結局全部で10曲近く歌った??

もうミニライブじゃなくて、普通のライブみたいで。。。これまた、逆に楽しませてもらいました。

さて、この時期は会社の方でも何かと忙しくなってきて、いつも時間に追いかけられる感じになる。

まさに師走だ。

なかなか時間を自分でコントロール出来ないと、精神衛生上焦りが出てきそうになるけど、、まあ、なるようにしかならないし。。

次のライブは12月11日の名古屋sunset BLUEにて。

それまでにレコーディングあり、撮影あり、と盛り沢山だけど、、忙しいのはきっといいこと。

このままの勢いで、12月を乗り切りますよ!
2019.12.01

”ヤツ”の侵略

明け方、うっすらと意識が回復してゆく。

目覚めるとまでは行かないが、頭の中ではこれから起きるであろう様々な状況に考えを巡らせている。

まず、この週は会社で打ち合わせの予定が結構入っているので、それをリスケしなければならない。

何よりも前日に一緒の部屋にいたメンバーは大丈夫なのだろうか。

身体はまだ覚醒していないのに、、意識だけが少しずつ覚醒していく。。

寝巻きは汗でグショグショだ。

そして、口の中では前日の夜までは感じなかった”ヤツ”の匂いが充満している。

どうやら、、僕の身体は”ヤツ”の侵略を許してしまったらしい。

嫌な予感は不安へと変わり、病院の診察室の中で確信に変わる。

下された判決は「A型のインフルエンザ」。。。

人生三度目のインフルエンザだ。。

流行っているからと、あれだけ気をつけていたのに。。

ワクチン打っておくべきだった??

ところで、、一体いつ、、どこで??

あそこ??いや、あの場所か??

あ、、あの時かも。。

感染源を探るも心当たりはない。。

病院で薬を処方されてとにかく寝る。寝る。寝る。。。

幸いにも熱は1日で下がった。

それでも、まだ”ヤツ”の匂いが完全に消え去ることはない。

他人への感染力こそ失っているのだろうけども、きっと”ヤツ”は最後の最後まで抵抗をやめない。

恐らく今しばらくは僕の鼻の奥に潜伏し続けるであろう。

念には念を入れて、他の人への感染を避けるために出社は数日間控えることになった。

病欠明けに出社した日。。。全部リスケした打ち合わせを詰め込んだので、ギュウギュウに予定が。。

元通りの生活のリズムに戻すには、少しだけ時間がかかる。。

そんなこんなで、迎えたZIP-FM「MIDNIGHT RUNWAY」の公開収録の日。

朝、目が覚めた瞬間、”ヤツ”が一気に僕の身体の中から消え去った感覚を覚える。

久しぶりのスッキリした感覚。

「加藤さんと会ったあの日の夕方、高熱が出たから病院行ったらインフルエンザだった。。」というメールが。。

はは〜ん、、この人だったか!

皆さんもくれぐれもご注意を!
2019.11.25

特殊能力

今年の5月のこと。。。突然スマートフォンが充電できなくなってしまった。

Type-Cプラグを差し込んでだところで、うんともすんとも言わない。

保険を使って新品に交換してまだ半年も経っていないのに。。

ちょっとした接続不良だろうと高を括っていたけど、丸一日経っても全く変化はない。

気がつけば電池残量はもう20%を切っている。

ドコモショップに行って診てもらうも、「どうやっても為すすべなし」とのこと。

電池残量があるうちにデータを保存してから、保険を使って新品に取り替えましょう、ということになった。

で、色々と手続きしている間に、ダメ元で充電ジャックに繋いでいた携帯に突然赤いランプが点る。

ええ〜?なんで??

突然の復活劇に、データ移管とか面倒くさいからこのままでいいと申し出ると、「もう手配してしまったので、新品の配送を受取拒否してください」と。。。


あれから半年後。

ふとスマホを手に取り電源キーを押す。

あれ??反応がない。。画面が真っ黒のままだ。。。

電池が切れたのかな、、と充電に繋いでも反応しない。

また少し経つと復活するかもと様子を見るが、これまた何の変化もない。

弱ったな。。。その日の予定をLINEでやり取りしていたので、外出しちゃうとWiFiが繋がらない場所だとLINEがチェックできないし。。

それでも時間なのでリハーサル前の安藤さんとの打ち合わせ場所へと向かう。

移動中、何度も電源キーを長押しするも、うんともすんとも言わない。

こりゃ困ったなあ。。。電源が入らないとデータ移管もできないし、ドコモショップは予約しないと待ち時間が長いし。。

思ったよりも渋滞がなく、予定よりも40分も早く到着してしまった。。

安藤さんにiPadからLINEで連絡、、「早く着いたので、先にお店に入っています」。

たっぷり時間もあるし、ゆっくりコーヒーでも飲みながら本でも読もうかとくつろいでいたら、後ろから「加藤さん、奥の広いテーブルにいますよ。」と安藤さんの声。

ええ??すごい!もっと早く来てるなんて!!

打ち合わせしながら、「スマホが死んじゃったんですよね〜」とまた電源キーを長押しするも相変わらず反応はない。

「ちょっと貸して」と安藤さん。

同じように電源キーを長押ししたら「あれ?なんかブルっときたよ。」と。

ええ?なんで、なんで??また復活???

しかも、安藤さんで!

不思議だ。。。すごい。。安藤さん、晴れ男以外にも、こんな特殊能力があるなんて!

數十分前のLINEには「もう入っています。奥にいますよ。」と安藤さんからのLINEの返信が。。


このスマホ、、残念だけど、ご存命中に機種変更させていただきます。。
2019.11.21

温故知新カバー研究所、始動!

早朝に東京を出発して西へと車を走らせること4時間。

予定到着時刻通りに名古屋に到着。

長時間車を運転した日は、どこか集中力が欠けて歌詞が飛んだり、リズムに乗れなかったりすることが多いけど、この日のラジオ収録での歌と演奏は、意外にもワンテイクOKをもらえてホッと一安心。

まあ、ちょっとミスったけどね。それも生演奏感があっていいかな、と勝手に解釈。

今回の収録では、マンスリーソング企画の10月・11月のテーマ「スポーツ」にちなんだオリジナル曲を披露。

そして、新しい月1企画、題して「ヒロとハカセの温故知新カバー研究所」では、昔懐かしいカバー曲を収録。

ハカセは大阪のギタリストで、Brian the Sunの森良太君のソロ活動をはじめ色んなアーティストのサポートをしている。

見るからにハカセというネーミングがピッタリだ。。。もちろん、本名ではないが。

今回、縁あって僕のスタートラインツアーに帯同してもらえることになった(名古屋を除く)。

ハカセ君とは、大阪と東京で離れているので、一度曲の構成を決めるリハを大阪でやって以降は、遠距離で何度か音源を相互にやり取りしたりして本番に臨む。

カバー曲の研究所なので、それなりに曲の中身を分析し、アレンジも多少加えたり、自分たちなりの拘りを持って演奏しながら歌った。

結構、面白いかも。


収録後は、安藤さんと最近ハマっている卓球へ。

町の卓球場で2時間休憩を一切取ることなく、何かにとり憑かれたようにラリーしまくる僕たちをみて、お店のオーナーが「あなた達、ぶっ続けで本当にすごいですね。」と驚いていた。

後半、ヘロヘロになる僕たちをみて、改めてオーナーから「大丈夫ですか?」と。

いえ、大丈夫では、、ないですね。。色々と。


卓球の後は、ミュージシャンの人もよく打ち上げで使うという台湾料理屋へ。

名物メニューの一つ、激辛の台湾ラーメンを頼む。

安藤さんも僕も、レンゲに入れたスープを口に含む度にその辛さに思わず「グホッ、グホッ」と噎せる。

同じテーブルで、スープを口にする度に噎せる僕たちをみて、さっきの卓球場のオーナーが何処からともなく現れて、「やっぱりあなた達、大丈夫ですか?」と声をかけてきてもおかしくない状況だ。

おかげさまで、、翌日の朝はしばらくお尻の穴が熱かったけど。。。


さて、いよいよ次回オンエアから始まる「ヒロとハカセの温故知新カバー研究所」。

皆さんの知っている曲を結構やりますよ!

乞うご期待!


2019.11.13

一足早い冬支度

カバー曲を含む慣れていない曲を3曲も一日で歌わないといけない次回のラジオ番組の収録。

練習時の感触が良ければまだしも、なかなか手応えを感じることが出来ない中、練習する時間が限られてきて少しずつ焦りに変わってくる。

でも、そんな中でもこれ以上は先延ばし出来ないなあ、と思っていたことが一つ。

それは山小屋の冬支度のこと。

例年、山小屋では早ければ11月の上旬に最低気温が氷点下まで下がる。

なので、水道管が凍らないように水抜き処理をする必要があるのだ。

幸い僕の山小屋は床暖房を冬の間つけっ放しに出来るので、屋内の面倒くさい水抜きはやらなくて済む。

床暖房の燃料は灯油だけど、業者に頼めば定期的に灯油を満タンにしてくれる。

でも、敷地内に複数ある屋外の水道は、さすがに水抜きをしないと。

それに加えて、畑に植えてあるイモ類を収穫する。

それが山小屋での冬支度だ。

ところが、今年は忙しくて8月の終わり以降、全然山小屋に行けていない。

台風の被害もどうだったかも気になるし。

さらに、ここにきて上空に寒気が入り込み、ただでさえ明け方には氷点下に下がっている山小屋ではこのまま一気に水道管が氷ついてしまう恐れがある。

なので、このタイミングを逃すともう山小屋に行けそうもないので、ちょっと無理してとんぼ返りのつもりで山小屋へと車を走らせた。


出発する時の東京都内は、朝からどんよりとした曇り空。

途中、高速道路を走っていると雨が降ってきた。

雨の中でイモを収穫するのは嫌だなあ、と思いながらひた走る。

ところが、山が近くにつれて雲は晴れ、青空が広がりお日さまも顔を出し始めた。

標高が700〜800メートルを超えたあたりから、車窓から見える山々の木々が徐々に黄色やオレンジ色に変わり始める。

さらに登っていくと紅葉はさらに深まり、眼に映る景色が一面秋色に染まる。

標高が1000メールを超えた頃、木々の枝は早くも冬枯れの様相を見せ始め、道路を囲む法面には背の高いススキが生い茂って揺れている。

もうここでは、秋から冬に季節が差し掛かっている印象だ。

そんなこんなで、渋滞で予定よりも40分ほど遅れて山小屋に到着。

まずはイモを収穫して洗う。

水は手が切れそうなくらい冷たい。

時間にすれば僅かな時間なのに、すぐに手の指がしもやけのように痒くなる。

小屋の中に入り、床暖房のスイッチを入れる。

これで、冬支度完了!

山小屋のすぐ傍に立っている大きな白樺の隣には、深い紅に染まったもみじの木が。

そのはるか頭上には薄い青色の空が広がる。

白と赤と青のコントラストがとても美しい。

それにしても、今年はあまり来れなかったなあ。。山小屋。

冬の間も寒すぎて恐らく来ることはないと思うので、来年の春まで山小屋ともしばしのお別れだ。

さて、そのまま帰ろうと思ったけど、中途半端な時間だし、お腹もすいたし、、と、いつもの蕎麦屋に寄って十割のおらが蕎麦の大盛りを頂く。

うん、美味しい。。いつもの味だ。


思い立って、冷えた体を温めるため一風呂浴びていこうと温泉施設へと向かう。

昔はよく来たなあ。。前回、いつ来たっけ、、なんて思い出していたら、去年の夏合宿のときに、プロデューサーの安藤さんとAK監督たちと一緒に来て以来だということに気づく。

その時、風呂上がりの更衣スペースでは、AK監督が「携帯がない、携帯がない。」と探しまくっていたっけ。

結局、、携帯はどこにあったんだろう。。

そんなことを思い出しながら、身体を洗ってから扉を開け外へ。。広い露天風呂に浸かってみる。

ぬる目の温泉だけど、長い時間温まるにはちょうどいい。

露天風呂の周りの木々の紅葉は早くも終盤を迎え、葉が完全に落ちてしまった枝も目に付く。

温泉に浸かりながら空を見上げると、温泉施設の屋根のはるか上には、さっきよりも少し霞みがかった青空が広がっている。

その空には、すぐに溶けてしまいそうなくらい繊細な綿アメに似た雲が、風に流されてゆっくりとゆっくりと流れていく。

ああ、、今年ももう残すところ約1ヶ月半か。

全く、、早いもんだ。。

風に乗って雲が流れていくのに合わせて、時間も確実に流れていく。

そして、きっと僕たちも少しずつ、、前に進んでいる。。。はず。

養った英気で、収録に向けて、、明日から頑張ろう。。(今日はもうサボる気満々だし)


ところで、去年の夏合宿の最終日。

みんなが帰ったあとで、AK監督が寝ていた布団の枕元から携帯電話が出てきた。

その年の合宿以来、僕の中ではAK監督は携帯電話をよくなくすお方である、という認識が出来上がっている。


2019.11.10

バットは振ってナンボのもの

関西地区での母校である広島商業高校の同窓会である二金会にお邪魔した。

知らなかったけど第1回二金会は昭和10年に大丸の食堂で行われたと、出席されていた最年長の92歳の大先輩が言われていた。

どうりで、今回の二金会が760回という途轍もない回数になるわけだ。

今回、メインでお話頂いたのが、今年の夏の甲子園の決勝戦で主審を務められた同窓生の宅間寛さん。

僕よりも5学年上で、ご自身も甲子園に捕手として出場した経験がある。

同じ高校に入学するとも思っていなかった僕が中学一年の夏、その年の県予選と甲子園で広島商業のキャッチャーが宅間さんだということを何故だか覚えていて、その時から僕の中ではキャッチャー=宅間という構図が成り立っている。

だから僕がテレビゲームで作る自分のチームのキャッチャーの名前は必ず宅間という名前をつけたくらい。。まあ、どうでもいいか。。。

なぜそんなに宅間さんの事を覚えているかと言うと正直自分でもよくわからないのだけど、恐らく当時僕が憧れていた、早稲田実業で荒木大輔さんと一緒に甲子園5期連続出場を果たした小沢章一さんが初めて甲子園に出た時のことを後から色んな雑誌等で振り返った時に、その時の広島代表だった広島商業のメンバーの名前を目にして覚えていたんだろうと思う。


さて、宅間さんは高校卒業後に立命館大学に進まれ間も無く正捕手の座を掴んだ。

その頃、僕は毎朝、中国新聞のスポーツ欄を絨毯の床に広げて、関西学生野球の試合結果に記載されるバッテリーの名前の箇所に宅間さんの名前があることをいつも確認していた。

ある時からバッテリーの捕手の名前に、宅間さんの名前の下に古田という名前を見かけるようになった。

スタメンが宅間さんで、試合の途中から古田というキャッチャーに交代したという意味だ。

しばらくは、宅間・古田という名前が併記された時期が続いたが、ある時から古田・宅間と順番が入れ替わったり、古田だけの名前が記載されたりするようになった。

その古田は、誰もが知る名捕手、元ヤクルトスワローズの古田敦也さんだ。

古田さんは宅間さんの2学年下。

その頃の話を宅間さんに直接聞いてみた。

古田さんは学生の頃はまだ身体も出来上がっておらず、特にバッティングではまだひ弱でパワー不足。外野に飛ばすのがやっとだったそう。

だから、攻撃力が重視されるスターティングメンバーには宅間さんがマスクを被り、守備のいい古田さんが試合後半に出場するパターンが多かったのだとか。

その時でも、宅間さんはライトを守って試合には出続けていたそうで。

ある時、宅間さんが怪我で試合に出れなくなった時を境に、古田さんの出番がすごく増えたらしい。

いまでも熱闘甲子園のメインキャスターを務める古田さんとばったり甲子園の球場内で会ったりするらしく、そんな時はいまでも親しく会話を交わされるとか。

いいですねえ。そういう先輩後輩の関係って。


ところで、野球の審判の世界はプロとアマで随分と考え方が異なるらしいが、アマチュア野球、とりわけ高校野球の世界ではプロ野球と比べると格段にストライクゾーンが広いと言われている。

宅間さん曰く、アマチュア野球の世界ではストライクはGood Ball、つまり打者から見ていい球=打てる球、という考え方。

逆にボールは、アンフェアボールと言って、打者が打つには酷であると判断されるボールを意味するとのこと。

言うまでもなくストライクゾーンの定義というのは野球という競技としては統一されているのだが、あくまでも考え方の話。

だから、高校野球では、際どい球の場合には迷ったら基本的にはストライクとコールするらしい。

つまり、バッターに対して「今の球は打てたでしょ。」というメッセージだそうだ。

もちろん、試合進行をスムースなものにする意味でも理にかなっているし。

ある甲子園の試合で宅間さんが球審を務めた時のこと。

打席には、優勝候補にも挙げられる強豪校のプロが注目する打者が。

ツーストライクを取られた後の外角高めのボールくさい投球を宅間さんはストライクコールし見逃し三振に。

「○○君、今の投球は際どいボール球と思って見逃したのかも知れないが、打てるボールだったはずだ。だからストライク。この球を打たずして勝ちはない。」

宅間さんのストライクコールには、こんなメッセージが込められていたと言う。

そして、その次の打席。

その打者は、前の打席で見逃し三振に倒れた外角高めのボール気味のストライクを逃さず見事に捕らえてバックスクリーンに運んだそうだ。

一打席一打席、いや、一球一球にテレビを見ているだけではわからない小さな、だけどとても大切なドラマが繰り広げられているんだと言うことを教えてくれた。

さて、今の話を人生に置き換えてみるとどうなるか。

色んなことに挑戦すること。それをやらないための言い訳ばかりを探して出来ていない、なんてことはないだろうか。。

見逃した球を「ストライク」とコールされ、「いやいや、それは無いでしょう。今のはボールでしょう。」なんて事を口にすることに慣れてしまっていないか。

夢に向かって歩みを止めない挑戦者にとっては、手にしたバットは振ってなんぼのものだ。

振らないと勝てない。

アウトになることを恐れていては何も生まれない。

だからまずは振ってみよう。

そんなことを教えられた一日でした。

宅間先輩、ありがとうございました。
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