加藤ヒロ 公式サイト

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2018.06.30

ハマスゲとの戦い

冬ともなれば氷点下10度以下まで下がる山小屋の冬仕度は、すでに夏から始まる。

その主たる作業が、薪割りだ。

それこそ、昔は薪ストーブが唯一の暖房器具だったはずで、、となれば、その燃料となる薪は、冬の間どんな状況であっても薪がきれるなんてことは絶対に許されないことだったはず。。

とにかく、冬の山小屋は寒い。

それこそ、僕の山小屋よりも標高が高いところに小屋を構えている人達は、薪ストーブは冬の間は24時間ずっと焚き続けているという話を聞いたことがある。

だから、貯蔵している薪の量は、、、大迫と同じくらい、、半端ない。。


さて、僕はといえば、、寒いのは好きか嫌いかと聞かれれば、「好きではない」という煮え切らない回答をしがちで、だからここ数年は冬の間は冬の山小屋には一歩も近づこうとしなかった。

なので、、薪も冬の備えのために新たに調達することもなく、、気がつけば去年の秋には僕の薪小屋は、空っぽになってしまった。。

でも、冬は冬の良さがあって、、何よりも雪で覆われた山小屋は、、夏には常時聞こえてくる鳥の鳴き声もなく、車の走る音もなく、、根雪となった雪までもが、あらゆる音という音を吸収してくれているのか、、本当に静かな時間を過ごすことができる。

そして、何よりも夜になれば星空が綺麗だ。。

そんな冬の山小屋に、今度の冬は来てみたいと、、今日は何年か振りの薪割り。

僕は前世のどこかで木こりなのか、山小屋で一人で暮らす老人だったのかも知れないと思うことがある。

それくらい、木を切って、薪を燃やすのが大好きなのだ。。

とりわけ、薪が積み上がった姿を見るのが、とても好きなのだ。。


薪割りを早々に切り上げて、そのあとは僕のこだわりの芝生エリアの手入れ。

先月、業者に頼んでおいた砂入れのあと、その砂に混じっていたのであろうか、それとも元からそこにあったのであろうか、、今年は大量にハマスゲが生えている。

ハマスゲは、黄緑色をした艶のある雑草の一つだが、繁殖力もそこそこあるので放っておくといつの間にか勢力を拡大してくる。

すでに、ハマスゲが占領しているエリアがかなり広がってきているので、昼ごはんを食べてからは延々とハマスゲ抜き。。

炎天下の中、一心不乱にハマスゲを抜く。

両手には農作業の100円で売っている手袋をして、右手には使い慣れた雑草抜き用のフォークを持つ。

強い日差しが僕を容赦なく照りつける。。

ちょっと気を抜くと、所ジョージさんのように、、熱中症になりかねないくらい。。

すると、鳥のエサ台にシジュウカラがやってくる。

僕に気づかれないように、こっそりとやってきているらしいが、、

エサ台のひまわりの種を見つけると、、人間も鳥も同じ動物だからか、、

嬉しいことがあると、声を上げてしまうのが、その性分なのか。。

シジュウカラも、警戒しながらも、ヒマワリの種を目の前に大きな声で囀っている。

僕が振り返ってシジュウカラの方を見ると、ちょうど目があった感じ・・・。

大きな声で鳴いて「しまった・・」という表情で、シジュウカラは飛び立っていった。。

僕はといえば、熱中症になるまいと意識を強く持って、、延々とハマスゲを抜く。。

僕の大切な芝生に、、ハマスゲにこれ以上勢力を広げさせてなるものか。。

もしかしたら、僕の前世のどこかでどこかの国の王室の庭園のグラスキーパーだったのかも知れないと思うくらい、芝を刈ることとそのあとの綺麗な芝生を眺めるのが大好きだ。

意識朦朧の中で、、ハマスゲを抜き続けて、、気がつけば夕方に。。

最後に目土を入れて水を撒いて、、、、一人でビールで乾杯!

ああ、うまい!

そんな、ハマスゲとの戦い。。

まだまだ、、次戦もよろしくね。

これが僕の薪小屋。。今は、、すっからかんです。。





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