難色深まる
いささか難しい春は、悪いことに僕を数日前よりもさらに混乱させ、まる3日間もブログの更新を怠るという結果をもたらした。。。
と、村上春樹的には表現できるかも知れない。。
まあ、単なる「サボり」みたいなもんだけど。
さて、今日の予定は、はラジオの収録から打ち合わせ。
まずはラジオの収録で僕は一つの嬉しい出来事を体験する。
ま、これはまた後日ブログに書くことにするとして。。。
その後は、夜からギターの師匠と次回ライブの二人だけのリハ。
ギターの師匠が忙しい合間を縫って、わざわざ出来の悪い僕のために時間を割いてくれるとのこと。ありがたい。。
そこで、悶々としていた次回ライブで何をするか、を二人で膝を突き合わせて色々とすり合わせてみる。
まだまだ練習が必要だけど、当面のゴールが具体的にイメージできたのでとても気分が楽になった。
次回ライブまでもう3週間を切ったけど、残った時間でできる限りのことをやるしかない。
そう、、もう開き直りの世界。
そして、もう一つ今日は嬉しいことが。。
「次回のライブ、4枚チケットをお願いします。」という知人からの連絡。
僕は単純だから、ちょっとした事で機嫌がよくなる性格だ。。
ライブを控えている状況で、「ライブに行くよ」、という言葉ほど嬉しい事はない。
どれだけ苦悩の日々を過ごしていたとしても、その言葉だけで一気に救われる気持ちになるし、本番までにクリアしなければならない高いハードルも、「よし、頑張って超えてやる!」という気持ちにさせてくれる。
この前、テレビでショールームの前田裕二さんが幼少期に路上ライブで生計を立てていたという話の中で話していたことがある。
表現は正確ではないけれど、「人は、誰かが自分のために時間を使ってくれていることに対して、最も幸せを感じるものだ」という類のことだった。。
ライブに来てもらえるということは、少なくともその2時間くらいの時間を僕のために使っていただけるということで、、だから僕はそれを幸せに感じる。
なるほど、その通りだ。。
と、思いながら、ふと考えてみる。
さて、そのライブの2時間、僕は来てくれた人のために何ができるだろう、、と。
その人たちの時間を預かって、僕はどうやってその人たちに幸せを感じてもらうことができるのだろう。。
ただ好きなようにギターを弾いて歌を歌うだけの時間でいいのかな。。
今更ながらに、僕はライブに来ていただける人たちのために、その時間を使うということを、もっとちゃんと理解しなければならないのではないか。
当たり前だけど、、そんな簡単なことでさえちゃんと理解できていなかった自分が少し恥ずかしくなる。
誰がお客様であろうが、何人のお客様が来ようが、その時間にその場所で僕がギターを弾いて歌を歌うことは決まっている事実であって、それはあたかも誰も動かすことのできない所与の権利であり義務である、と無意識のうちに思っていたけど、、なんか違う気がするね。
もっと、、なんか違うものがある気がする。
僕がお客さんのためにその大切な時間を使うという考え方は、、少しハッとさせられるね。。
まあ、口で言うのは簡単だけど、、次回ライブは色々とやることが多いので、その分来ていただいたお客様にもたっぷりと喜んでもらえるように、、、あと3週間足らずの日々を、、過ごしてみるしかない。。
春という季節は、人を哲学的にさせるのか。。。
ん、、それは秋なのでは??
ま、いいか。。。
こんな感じで、僕にとっていささか難しい春は、、より一層難しい春へとその難色の色合いを深めていくのでありました。。
つづく。。