加藤ヒロ 公式サイト

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2019.03.30

始まりと終わり。

春の選抜高校野球が開幕したかと思えば、あっという間にプロ野球までもが開幕を迎えた。今年もプロ野球速報を気にする毎日が続きそうだ。

春になると、こうして新しく何かが始まる。始まりがあるということは、終わりもあるということで、、3月末をもって2018年度という日本特有の会計年度が終了する。そして、1秒の空白を挟む余地も無いまま4月1日をもって新しい2019年度がスタートする。

僕が長年従事してきたM&Aアドバイザリーという仕事は、時間の経過だけで報酬をもらえたり、何かを大量生産して店頭で販売するようなベルトコンベア方式で常に売上が上がるような商売形態ではなく、その収入の多くを”M&A案件の成約”という不確実な事象に依存する成功報酬型のビジネスだ。ゆえに水もの商売の要素が強く、1年間かけて積み上げてきた売上が新年度が始まると同時に一瞬にしてすべてリセットされることに関して、「あ、あ〜、、僕たちの売上が〜。。。」と手を伸ばしたい気持ちに毎年のようになったものだ。そう懇願したところで、株主は一会計年度の利益を拐っていく。。これが、近代的な資本主義経済の宿命であり、売上ゼロからの1年間という旅が始まる。。。これを何十年も繰り返してきた。今のミュージシャンという立場で言えば、収入は水ものところではない。。ほとんど気体化してしまって、目に見えないことの方が多いような気がする。。。だから、年度が変わったところで、売上がリセットされても、そもそも僕自身がオーナーみたいなもんだし、あまりショックはない。早く気体から手に触れることができる水にしたいものだ。


僕の東京FM系列のラジオ番組「ヒロとハルキの大人のWonderland」も、この3月末の改編で番組終了となった。毎朝、車の中で聴いていた「中西哲生のクロノス」も同時に終了となったのは、少なからず僕を驚かせた。一度だけ生放送でゲスト出演させてもらったのはとてもいい思い出だ。その時のラジオ番組で僕に声を聴いてくれて、僕のライブにわざわざ足を運んでくれる方もいた。本当にありがたいことだ。改めて前身の「加藤ヒロのFighting on the Edge〜ぼくと音楽とビジネスと〜」から聴いていただいたリスナーの皆様に感謝申し上げる次第である。本当にありがとうございました!と。

まあ、おかげさまで、僕のラジオ番組は事前収録ということもあって、大きな事故もなく終えることができた。でも、経験不足から生放送だったらまずかったな、という言い間違いとかを最初の頃は時折ディレクターに指摘されて、それがとても勉強になった。いつか、生放送、、やりたいね。。

さて、終わりがあるということは始まりがある。愛知・ZIP-FMで4月7日(日)24時からスタートする「MIDNIGHT RUNWAY」という新番組。引き続きBrian the Sunのハルキと一緒にミュージックナビゲーターを務めることに。愛知以外の方にはradikoでしか聴けないけど、今までよりも一層パワーアップした番組になると思うので、是非とも楽しみにしていてほしい。


そして、視線を世間に向けてみれば、新しい元号の発表までもう間もなくだ。平成という時代が終わり、新しい元号の時代が始まる。こうやって、寸分も狂いなく全ての人に平等に流れていく時間という不可逆的な世界の法則を、人類は名前をつけ、色付けをしていく。きっと、後で振り返った時に、その世代を一言で説明するのに便利だからであろう。

それ自身は、別に悪いことではない。ただし、週も月も同じように時間に色付けをして、それらが過ぎ去っていく事実をもって感傷に浸る暇もないほど、忙しく慌ただしい毎日を送る現代人としては、いつまでも一つの時代の終わりを悲観し、感傷に浸っている時間はない。そう、感傷に浸るのは”束の間”がちょうどいい。新しい時代はすぐに始まるから、振り返ってばかりではなく、ちゃんと前を向いて行かなければならない。


新年度早々の3日に予定されている僕のライブ。。僕も前を向いて行かなければならないけど、、あまりにもハードル高すぎて前を向いたところで目を閉じたくなる。。。あと3日。。。最後のひと足掻きするしかない。。ああ、僕の新しいラジオ番組のテーマソングで新曲の「きみだけのランウェイ」というくじけそうな人を応援する曲を自分自身に聴かせる毎日。「云うは易く行うは難し」とは、このことだね。
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