加藤ヒロ 公式サイト

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2019.04.10

あれは10年前。。

2009年4月7日のこと。

僕は会社の同僚であり会計士の後輩でもあるKB君と一緒に新幹線で神戸へと向かっていた。

その日の午後に予定されているクライアントへの報告会に参加するためだ。

KB君は僕よりも2歳年下で、大学こそ違えど学生時代からの付き合いだ。

社会人になって途中会わなかった時期も長かったが、約30年前のお互いの姿を知っている貴重な存在だ。

そんなKB君は、誰もが認める熱狂的な阪神ファン。ずっと昔から阪神タイガースのファンクラブにも入っている。

そんなKB君が取ってくれるチケットで、年に数回は東京ドームや神宮球場、ちょっと足を伸ばして横浜スタジアムに阪神戦を観戦しに行く。

ところが、こと甲子園となれば東京に住んでいる僕たちにしてみれば、そう簡単には行ける球場ではない。

ところが、このクライアントへの報告会の日は、偶然にも阪神にとって2009年の甲子園開幕の日と重なっていた。

そして、さらに偶然にもKB君がこの日の阪神戦のバックネット裏の座席のチケットを2枚用意してくれていたのだ。

ちなみに、クライアントへの報告会の日程を調整して決めたのもKB君だ。

そして、報告会が夕方前に終わって、一旦ホテルに行きチェックインしてから甲子園に行けば、ちょうど試合開始1時間前というベストな時間に到着できる、、、というタイムスケジュールを想定して報告会の開始時刻を設定したのもKB君だ。。

全てはKB君がもたらした偶然であり、ここまで偶然が重なると僕は為すすべもなくその偶然がもたらした運命に従う以外に選択肢はない。

それを、今ではKB君による忖度と呼ぶのであろう。。

予定通りの時刻に甲子園に到着した僕らは、試合開始前からビールを飲みながらこの日の試合のオーダーや、その年のタイガースの戦力について意見を交わす。

もう、試合開始前から気分は最高潮だ。

試合は予定通り夕方6時にプレイボール。

対戦相手は広島カープ。

当時の広島は、今では考えられないくらい弱くて、ずっとBクラスに低迷していた頃だ。

ゲームは、幸先よく阪神が3点を先制する。

こりゃ、行けるぞ!とKB君と一緒にビールを飲みほすペースが上がっていく。

その後、栗原のホームランで同点に追いつかれるも、再び阪神が1点を勝ち越す。

そして、迎えた7回表。。。悪夢が始まる。。

マウンド上の久保、ウイリアムス、藤田がことごとく広島打線につかまり、一気に7失点。。。

10-4と大差がついた試合に、誰もが勝利を諦めた。。

7回裏に1点を返すも、ここまでか、、と落胆の表情を浮かべ観客も半分くらい席を立ち始めた。

ところが、8回裏に2点を返した阪神は、9回裏、奇跡的な逆襲を見せる。

勢いそのまま、赤星と鳥谷のタイムリーでなんと1点差に。。

興奮状態で、観客が帰ってしまって主人をなくしたバックネット裏の優良座席に移動。。もちろん、テレビ中継で映らないように。

そして、試合は大詰め。。2死一、二塁で打席には金本。

カウントは3−2。

金本の打球はライト方向へ。。

サヨナラ2点タイムリー二塁打で幕切れ。。

劇的な逆転サヨナラ勝ちで甲子園の開幕戦を飾った瞬間だった。

もう周りの知らない阪神ファンの人たちと抱き合って喜んだ。


あの遠い記憶、、あれからちょうど10年後の昨日。。

横浜ベイスターズを迎えての2019年の甲子園開幕戦。

さすがに僕は甲子園には行けないけど、テレビで甲子園の開幕ゲームを観戦しようと、試合開始までに外で夕食を済ませて、ビールとつまみを買い込んで、さあ準備OK!

この日も幸先よく先制する。。が、、同点に追いつかれたと思ったらすぐに逆転されてしまった。。

その後も着実にベイスターズが加点していく。。

7回表が終わった時点で8−3と5点差に。。

テレビ大阪の江夏と掛布のなんとも言えない解説者コンビのコメントにも希望を見出すことはできず、諦めモードでT社長の店へ飲みに行くことにした。

お店について黒ビールと冷奴を注文。一応、携帯画面で阪神の負けを見届けようと虎テレにアクセス。

すると、阪神がチャンスを迎えているではないか。。

7回裏に3点、8回裏に6点を取って、、なんと大逆転勝ち。。

このなことがあるんだ。。

まさに10年前の大逆転劇の再来ではないか。

昨日は隣にKB君はいなかったけど、一緒に喜ぶ姿を思い浮かべてたよ。。

多分、阪神ファンはお祭り騒ぎだったんだろう。

僕はおとなしく家に帰ったけどね。

いやあ、、楽しかった。

横浜ファンにとっては辛い試合だったと思うけど、まあ、長年野球ファンやっているとどっちの立場も何度かは経験するからね。

と、いうことで、、KB君、また偶然が偶然を呼ぶ奇跡のスケジュール、、よろしく!
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