加藤ヒロ 公式サイト

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2019.05.07

相容れない関係

静かな湖畔。そこから少し歩いて坂を登った所に建つ洋風の建物。その建物の背後には白樺の林が広がる。

白樺の幹は太く真っ白で、その幹から複雑に伸びた細い枝々は若い緑の葉を茂らせている。白樺林の木々の間のその奥に広がる暗闇とのコントラストで、白樺の幹はより一層白く浮かび上がっている。

その白樺林の上には、真っ青な空が広がって、所々にぽっかりと雲が二つ三つ浮かんでゆっくりと風に流されていく。

僕の憧れの風景。

僕は昔から白樺が大好きで、そんな白樺が沢山自生している場所で暮らしてみたいと、ずっと思っていた。

白樺はある程度標高が高い場所でなければ自生しないので、自ずと僕が行きたがる場所も標高が高い山になる。

今の山小屋は、残念ながら周りに白樺は殆ど生えていないが、、偶然にも僕の山小屋の敷地にだけ数本自生していて、そのうち2本はそれまで見たことがないくらい立派な白樺だった。

そのことも、僕の中ではこの場所に決めた理由になっている(そのうち1本は小屋を建てる場所と被っていたので、泣く泣く切ることになったのだが。。)。

敷地内の数本の白樺は、いつしか虫に食われて弱ってしまい、台風が直撃した時に幹が根元から折れて倒れたり、太い枝が折れて地面に落ちたりと大きな被害に逢ってきた。

その度に植栽の人に頼んで新たに白樺を植えてもらって、なんとかして白樺が見える風景を維持してきた。

それなのに、、、いつの事だろう、、自分がシラカンバのアレルギー体質だということを知らされたのは。。

だから、この時期に山小屋に行くと朝方になって鼻水が止まらなくなることがある。

なんていうことだ。。。

調べてみると、シラカンバにアレルギーを持ってる人は、食べ物で言えば、りんご、もも、さくらんぼ等のバラ科の果物にもアレルギー症状が出やすいらしい。

ピンポ〜ン!

まさにそう。

食事改善をして随分と症状は良くなったけど、桃とかアメリカンチェリーを食べたときはもう覿面だった。

口の中だけでなく、喉の内側まですぐに痒くなる感じ。

だから、昔はレストランで食べれないものを聞かれると、りんごと桃とさくらんぼ、と答えていた。

あと、それ以外にもなぜが豆腐、、とりわけ豆乳にも同じような症状が出た。

それにまだ気がづいていない頃、某健康食品メーカーを仕事で訪問した時のこと。

クライアント側は、専務クラスのとてもお偉い方に対応していただいた。

そのお偉い方が、「これ、新商品だから飲んでみてください。」と小さな缶のボトルを会議室で差し出してくれた。

その当時、流行っていた豆乳を主成分にした飲料らしい。

それをゴクゴクと飲み干すと、、、1分後には、もう口の中と食道の内側が爛れて痒くなる感じに。。

うわ〜、これヤバイ。。。このままじゃ、、何も喋れないし。。

もう僕の中ではずっとサイレンが鳴り止まない状況だ。

で、結局僕はその会議中に一言も喋ることなく終了。

それ以来、豆乳系の飲み物は一切口にしていない。

中学の頃には、毎日のように豆乳を飲んでいたし、健康のためにも豆乳は飲みたいのに。。


今では、豆腐でアレルギーになることはなくなったけど、、車で白樺が群生している林道を走っているとクシャミが止まら無くなったりして。。思い込みか。。?

お金と恋は追いかけるほど逃げると言われるらしいけど、、もう山小屋の敷地にこれ以上白樺が増えることはなさそうだ。。

相容れない関係は、、如何ともし難いね。
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