加藤ヒロ 公式サイト

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2019.05.16

スタートライン

この間GWに入ったばかりと思っていて、、、でも、気づいたらもう5月も半分終わってる。

次回の名古屋でのラジオ収録。。番組企画として作る事になったマンスリーソングのお披露目をしないといけないのに、メロディーラインの骨格はできていても、曲は完成まで程遠い状況。

心配になったプロデューサーの安藤さんが、収録前日の夕方から僕の篭り場に乗り込んできてくれた。

本当なら一緒にナビゲーターやってるハルキが乗り込んでこないといけないんだけど、やっぱり遠距離って難しいよね。

あ〜でもない、こ〜でもない、、とプロデューサーと二人で悪戦苦闘して、、時計の針が日付をまたぐ前に、、何とか完成!

「春、出会いと別れ」というテーマに沿った曲だから、夢に向かって歩き出す人を応援するような曲のイメージ。

タイトルは「スタートライン」。


翌朝、新幹線で収録のため名古屋へ。

この時期、ワゴン車での車内販売を担当する新人さんたちが現場デビューする頃みたいで、指導役の先輩と二人でワゴン車を押している。

新人さんはワゴン車を押す仕草にもぎこちなさがあって、とても初々しい。

新横浜に到着する少し手前で、「すいません。お水とホットコーヒーください。」と新人さんを呼び止めた。

先輩は、少し考えてから新人さんに対応するように小声で指示を出す。

おそらく新横浜駅に到着して乗客が乗り込んでくるタイミングとの時間的距離を測っての判断だろう。

乗客時にワゴン車がいると通行の妨げになるので、乗客の乗降車中はワゴン車はデッキでスタンバイするのが通常だ。

まあ、コーヒー一杯ならそれほど時間もかからないだろう、と踏んだ先輩の判断は、、甘かった。

辿々しい手つきでコーヒーを入れてくれている最中に、、無常にものぞみ号は速度を徐々に落とし、、そして新横浜駅に到着。。

ついには、乗客が乗り込んで来てしまった。

僕はコーヒーを受け取り、代金を払おうとスマホを差し出すも、「すぐに戻ってまいります。」と先輩が誘導するようにデッキに移動。

幸いにもデッキまでさほど遠くない距離だったし、僕がいる車両には数名しか乗り込んでこなかったので、事なきを得たという感じの苦笑いの先輩の顔。

しばらくして、ワゴン車がバックしてくる。

すると、僕の一つ前の座席で止まる。

新人さんは、「大変お待たせしました。」と僕の一つ前の人に話かける。

「はあ?」って感じの、話しかけられた人の反応を見て、もう一つ後ろの座席にいる僕と間違えた事に気づいて、再びワゴン車のストッパーを外し、一列分バックして僕の座席の真横で止まる。

ストッパーを外す作業でさえ辿々しい。

で、ピッとスマホ決済。

なんかいいよね。初々しいよね。

まだ、お客さんの顔なんて見る余裕もきっとないんだろうな。

そんな初々しい気持ち、忘れないで欲しいね。

それが彼女にとってのスタートライン。

これからたくさん失敗して、色んな事を学んでいくんだろう。。

きっと未来は希望で溢れてる。

壁にぶち当たった時には、このスタートラインのこと、思い出して欲しいね。

「スタートライン」。。そんな曲です。
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