関東平野部に比べると少し遅めの田植え。
長野県蓼科にある「おかげさま農園」さんの所に、田植えのお手伝いに行ってきた。
おかげさま農園は、化学肥料を使わない無農薬野菜の栽培に取り組む農園。
僕が3月頃に篭り場のベランダでプランター菜園を企んでいた時に、無農薬野菜の苗を注文したのがきっかけでお誘い頂いた。
僕も以前から、一度は田植えを経験してみたかったので、「是非喜んで」とお手伝いすることにした。
時期は5月の終わり頃。
予定では明けるはずだった緊急事態宣言が延長となり、県境を越えることに躊躇いはあったが、田植えの時期は待ってくれないし、人出も余るほどいる訳ではなさそうなので、「気にせず来てください」という一言で、感染対策にはくれぐれも気をつけて出かけることにした。
その日は朝から晴れ渡り、初夏の気持ちのいい日差しが降り注ぐ。
新調した長靴で意気揚々と田んぼに入って歩こうとすると、あれ、、足が、、抜けないぞ。。。
思ったよりも田んぼに足を取られて自由が利かない。
下手をするとバランスを崩して尻餅をついてしまいそうだ。
こりゃ、ダメだな。。と早々に長靴を諦めて裸足に。
田んぼの泥にゆっくりと素足のまま足を沈めていくと、少しひんやりする八ヶ岳の雪解け水と、泥の奥深くへとズンズンと沈み込んでいく足先の感覚が何とも言えないくらい気持ちいい。
田んぼの広さは二反ほど。
この日集まったのは、地元の宿泊施設で働く人たちや、おかげさま農園の友人関係を中心に全部で20名ちょっと。
まずは、一人が一列を受け持つ。それでも、列は全部埋まらない。
田んぼの端から端までピンと張った糸を目印に三列に苗を植えていく。
最初は植える間隔もマチマチだったり、まっすぐ一直線上に植えるのが難しかったりしたけど、10分もすれば慣れてきた。
腰も思った程は痛くはならないみたい。
順調に進んで、半分強ほど行ったところでお昼休みに。
青空の下、みんなでおにぎりや豚汁をいただく。
この時、膝まで捲り上げたズボンのせいで、足のスネが日焼けで真っ赤っかに。。
翌日から5日間も湯船に浸かることが出来なかったほど。
お昼休憩を終え、エネルギー補給も終わって、残りの苗を植える。
途中からコツを掴んで僕もペースが上がる。
で、無事に完植!
お風呂に入ってサッパリした後は、おかげさま農園や地元の人たちと交流会も兼ねて宴会に。
でも、コロナに気をつけながらの宴会だから、ちょっとおとなし目。
2日目は、前日の残りの苗を残った5〜6人で植え付け。
で、お昼過ぎには無事に終了!
足の爪の間に入った泥は、お風呂に入っても中々落ちないけど、またやりたい。
疲れたけど、なんとも楽しい田植えの経験でした。
収穫は10月。稲刈りも来れるといいな。

