加藤ヒロ 公式サイト

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2018.09.08

雨と畑とキジと栗

3週間ぶりに山小屋へと向かう。道中、、高速走行中に雨が。。

通り雨かと思いきや、目的地に近づくにつれ雨足は強まるばかり。。

そして、到着する頃には雨は本降りに。。

せっかく畑仕事をやろうと思っていたのに、、、こりゃ今日はやることないな。。

やることないので、ギターをつま弾きながら窓の外を恨めしく眺める。。

止みそうもないので、諦めていつもの蕎麦屋へ。。

土曜日にしては珍しく、お昼時でも並ぶことなく店内へ。

いつもの店員さんのご機嫌は、、、斜めの一歩手前という感じ。

お店が混んでないのになぜ?

と思ったが、忙しさ対策で若い女の子をバイトで雇ったものの、この天気で客の入りが今ひとつだからか。。。

蕎麦を食べ終わり外に出てみると、雨が小降りに。。

これなら何とかなるかと、農作業に必要なものを買い揃えてから山小屋へ戻るなり、急いで着替えてから出陣。

長靴に履き替え手袋をして、まずは大きく膨らんだインゲンを収穫。

それから、伸び放題のカボチャの蔓を剪定して、サツマイモのツル返し。

それでダイコンとカブとタマネギを植える畝を確保。

土作りのため、久しぶりにミニ耕運機を出動させる。

畝作りが終わる頃には、晴れ間が見えてきた。

と、敷地の門の方をみると、この辺り一帯を縄張りにしているオスのキジが呑気に歩きながらうちの敷地の中へ入ってくるのが目に入る。

まるで鳩のように頭を前後にしながら歩いている。

足音を立てないようにそっと近づく。その全身はビロードのよう。深い緑と青と黒、そして赤が混ざり合った見事な色彩を纏っている。。

その優雅な姿からは、、あの「ギャー、ギャー!」とけたたましく上げる鳴き声は想像がつかない。

是非、このチャンスに鳴いている現場を一度見てみたいと、キジを見つめたまま心の中で、、「鳴け!さあ、あのけたたましい鳴き声を上げてみろ!」、、と叫ぶ。

と、、、僕の気配に気づいたか。。足早に敷地の外へと出ていった。。

ま、、キジ遊びはそれくらいにして農作業に戻る。。。

最後はニンニクを植えて作業終了!

結局、、今日は一回もキジの鳴き声は聞こえなかったな。。

夕方からはまた雨が。。

農具を片付けていると、目に入ったのは駐車場の脇に転がる落ちたばかりの栗のイガイガ。。

そうか、、やっぱり山は秋に入ってるんだ。。

季節は確実に、、進んでいるね。
2018.09.08

平成最後の夏

大阪での地震に西日本を中心とした豪雨被害。。

さらに台風被害に、ここにきて北海道での大地震。。

平成最後の夏は、まさに災害続き。。。

平成という元号がつけられた時、当時の小渕官房長官の説明では、内外・天地とも平和が達成される、、という意味を込めてということだった。。

あれから30年という月日が流れ、振り返ってみれば日本だけではなく、世界を揺るがす様々な出来事が絶えず起きていたような気がする。。。

きっと僕たちは、そういう出来事が起きるということが決して異常な状況ではなく、それが当たり前のことなのだ、というふうに考え方を変えなければいけないのかもしれない。

とりわけ、自然の脅威というものは、所詮人間ごときに対抗できる術はないと思った方がいいように思う。。

今でもまだ西日本では7月の豪雨災害から普段の生活に戻れていない人もたくさんいると聞く。

今回の地震でも、、ただただ、1日も早く以前に普段通りの生活に戻れることを願うばかりである。

こうして、平成最後の夏は過ぎ去ろうとしているけど、、僕たちは教訓にすべきことを教訓にしていかなければならないんだろう。。
2018.09.05

歯医者通い

子供の頃、夏休み前になると必ず歯科検診なるものがあって、マルとかC1とかC2とか、、子供には理解できない暗号のようなものを歯医者さんがつぶやいて、それをその隣にいる歯科衛生士の人が書き取る。。

小学生の高学年ともなれば、Cが虫歯であることを認識するようになって、連続でCって言われた時はショックでショックで。。

僕は、ほぼ毎年歯科検診で虫歯が見つかるタイプで、夏休みに入るとまず歯医者に通うことになる。

大人になって、正しい歯の磨き方も身について、歯間ブラシとか使ってお手入れをするようになったので、ずいぶんと虫歯になる確率は低くなったし、ここ数年来虫歯の治療はしていない。


虫歯ではないけど、一昨年の夏に右下の親知らずを抜いた。。。

それが人生最後の親知らずだったから、もうあの痛みと苦しみにのたうち回る日々とは無縁だと思うだけで幸せだ。

今は、3ヶ月に一度は歯医者さんに行って、チェックとクリーニングをお願いしている。


先日、歯医者さんに虫歯チェックに行ったら、右下の奥歯二つの被せ物が、もうずいぶんと古くなってきているので、やり直した方がいいと。。

撮ってもらった写真を見ると、、確かにやりかえた方がよさそうだ。。。

そこで、アルバムが出て忙しくなる前の9月中に、奥歯2本の治療を一気にやってしまおうと、、今日、意を決して歯医者に行ってきた。

久しぶりの麻酔。。

最初の麻酔で被せ物を削り始めたら、一瞬強烈な痛みが走ったので、追加で麻酔。。

この麻酔で、僕の口の右側は完全に感覚を失うことになる。。

削っては椅子を起こして、「はい、ゆすいで。」と、先生に言われるけど、、

麻酔で感覚を失った口に水を含んでも、ちゃんと「お口くちゅくちゅ」ができない。。

唇にどうやっても隙間ができるから、、「お口くちゅくちゅ」をやったら、ぴゅ〜って水が口から出ちゃいそう。。

「麻酔って何時間くらいで切れますか?」

「だいたい2時間くらい。」


治療が終わって、もうお昼時。

おなかすいたけど、麻酔が切れるまではお昼ご飯を我慢。。

それでも、待ちきれず、13時半を過ぎたところで行きつけの蕎麦屋へ。

注文したのは、ゴマだれそば。。

一口食べて、、「ああ、美味しい!」と思ったのも束の間。。

まだ感覚を取り戻していない僕の唇から、ゴマだれそばがぴゅ〜って出そうになる。。

口いっぱいにそばを詰め込んで食べたいところ、、そんなことしたら、口の中でちゃんとモグモグできなくて、ゴマだれそばがご乱心状態になりかねない。

とにかく、そばが口からこぼれないように、そばを口に入れてはおしぼりで口を押さえた状態で動く部分でかろうじてモグモグ。

他のお客さんは、この人変なの。。って思ってるんだろうな。


そばを食べ終わって30分くらいすると、唇に感覚が戻ってきた。。

そこで気づく。。

僕の下唇が、そばを食べる時に一緒にモグモグされたみたいで、、傷だらけに。。

歯科衛生士のお姉さんに、「食事する時は気をつけてくださいね」と言われていたけど、、これ、気をつけても無理。

来週もまた歯医者。。。

でも、来週はお昼ご飯の後だから、、きっと大丈夫、、のはず。。

あと4〜5回、、歯医者通いが続きます。。。
2018.09.03

マスタリング終了!、、そして、完成です!

今日はいよいよアルバム制作の最後の仕上げとも云うべきマスタリングの日。

場所は、都内にある某メジャーレーベルのスタジオ。

すごい。。でかい。。きれい。。かっこいい。。。僕も、、こういうの欲しい。。

マスタリング初体験の僕は、どういうものか全く勘所が掴めないままマスタリングルームへ。。

1曲目から順番にマスタリング前とマスタリング後の音源を比較しながら聴いていく。。

すごい。。全然音が違うし。。なんというか、、音がとてもクリアで、グッと前に出てくる感じ。。

全曲チェックして、曲間の秒数を決めて、はい、完成です!

1年がかりのレコーディング。。本当にお疲れ様でした!

プロデューサーの安藤さん、アレンジとディレクション担当のKOSENさん、エンジニアの篠宮くん、参加いただいたミュージシャンの皆さん、その他沢山の関係者の皆さん、本当に有難うございました!

あとは、10月10日のリリースと、その後のリリースライブに向けて頑張ります!

上の写真は、お世話になったポイントブランクの皆さんと。

下の写真は、hovalのお二人と。

ありがとうございました!



2018.09.02

夏の忘れ物を探しに行く海の旅 〜その弐〜

「今日はゲストの方がいらっしゃるんですよね。」

Oさんが呟く。。

「もし良かったら、今日は僕の船をお貸ししますよ。ヤンマー製の漁船ですが。。それしか、今日海に出る術はないでしょう。」

致し方なく、、、いや、ありがたくOさんのオファーを快諾した僕は、冷房の効いたサロンで待つみんなの元へ。。

「え〜、、業務連絡です。本日は、エンジン不良により出船することが出来なくなりました。。」

「。。。」

「そのかわり、、Oさんの漁船をお借りすることになりました。Oさんが隣の隣の漁港から船をこのマリーナまで持って来てくれるみたいなので、もうしばらく待ちましょう。」

と、、最悪の事態は脱した感じに。。

「せっかくなので、時間も少しあるから、弁当でも食べますか。」

と、キラキラと光る大海原を横目にみんなでお弁当を広げる。。

前夜祭で結構飲んだけど、みんなお腹が空いていたみたいで、弁当がやたらと美味い。。

みんな元気になったところで、Oさん到着。

荷物を積み替えて、今度こそいざ出船。。

沖に向けエンジンの回転数を上げていく。。

順調順調。。

意外と風も強くないし。。

こりゃ、このまま大島まで行っちゃおうか。。

と、思いきや、この日の僕は手に触れるものすべてが問題を起こすのか、、、

いざ近場で中深場の餌となるサバを釣ろうと仕掛けを降ろすと、、

今度は、電動リールが巻き上がらない。。

なんで??

そういえば、エンジン不良が発覚した時点で、僕の携帯までおかしくなってブラックアウト。。

気が付けば、勝手にソフトウェア更新してるし。。

それで10分以上もOさんと電話がつながらず。。

全く、、、今日はどうかしてるぜ。。


さて、なんとか動く電動リールでみんながサバをそこそこ釣ったところで、水深200メートル以上の中深場に向かい沖へと船を走らせる。。

と、、その途端に風が強まり、波も結構高くなる。。

230メートルのポイントで仕掛けを降ろすも、、強い横波に船が翻弄される状態に我慢できず、中深場は断念。。

ましてや、中深場の大型リールの巻き上げも、途中で動かなくなる。。

100メートル以上、手動で巻きあげるのは大変だし、こりゃ何かオカシイと、、たまらずOさんに電話。。

すると、、「今、隣にいますよ。」

いつの間にかフライングブリッジ付きのプレジャーボートの助手席に乗ったOさんがこっちの船に近づいてきた。。

「今、遠くから見てたら「あれ、O丸じゃね?」って思って、、近づこうとしたら、携帯が鳴ったので。。すごい偶然。。」

そこそこ波がある中で、プレジャーボートからO丸に乗り移るOさん。。

すごいね。。海の男は。。

もう、これ以上焼けるのは無理でしょ、っていうくらい全身潮焼けしているOさん。

コックピットを見てもらったら、バッテリーのチャージがうまくいっていなかったので、電動リールの巻き上げの電気を供給できていなかったとのこと。

直してもらって、その後はすべての電動リール、ウィンウィンと音を立てて絶好調に。。


その後は、風がどんどん強くなる中、たまらず浅瀬へ移動。。

僕は操船しながら自分でも仕掛けを降ろして釣りを楽しむ。。

この頃には、ずいぶんと漁船の操船にも慣れてきた。。

楽しいな。。漁船って。。

釣りするためのだけの艤装が沢山あって、、特製の生け簀とか、、僕も欲しい、と思うものばかり。。


結局、予定よりも少し早めに沖上がり。。

夜には、BBQで釣った魚を美味しくいただく。

夏の忘れ物を探す旅で、結局忘れ物は見つかったのか??

その答えは、明白だ。。

僕が忘れていたものは、海の上の安全第一。

きっと、朝のうちのあの波の状況で予定通り船を出せていたとすれば、僕たちは調子に乗って伊豆大島まで行っていたかも知れない。

そして、行けたはいいが、もしかしたら強くなる波風に帰港する術を失っていたかも知れない。。

ましてや、誰もいない大海原で、エンジンの調子が悪くなり、自走する術さえも奪われて、漂流していたかもしれない。

マリーナの港内を漂流するのとはえらい違いだ。。

そんなことになっていれば、予定されていたミキシングもマスタリングも出来なければ、ひいては10月10日のニューアルバムのリリースでさえも夢物語になっていたかも。。


そう、僕たちは、、いや、僕は改めて忘れかけていた海の怖さ、安全の大切さを思い出すことができたのかも。。

神様はきっとそういうことを言いたかったのかな。。

いずれにしても、、みんな無事に戻ってこれてよかった、よかった。。

楽しい夏休み最後の大冒険でした。

お疲れ様。。。

また、、行こう。。

今度は、バッチリと整備された船で。


写真は、釣ったサバの針を外すの図。
2018.09.01

夏の忘れ物を探しに行く海の旅〜その壱〜

何をやっても思い通りにいかない日。

予め想定したシナリオは、●時に起きて、●時に家を出て、●時にいつもの釣具屋に寄って餌を調達して、それから●時に駅でみんなをピックアップして、そこからマリーナに移動して、●時には諸々の準備を完了して、●時に出船する。そして、いっぱい魚を釣る。。

シナリオは完璧だった。

実際はと言えば、、予定の起床時間よりも1時間早く目が覚めたおかげでゆっくり準備して定刻通りに家を出る。

少し風は強いけど、雨の心配はなさそうだ。海沿いの国道を南へと車を走らせる。東の空が仄かに赤く染まり、太陽が顔を出す。なんとも言えない神秘的な景色を助手席のガラス越しに見ながら、ハンドルを右に左に切る。

後部座席に積み上げたお弁当が倒れないように、くねくね道を慎重に走る状況に、予定よりも時間がかかっている。お弁当が横倒れしてグチャグチャになったら大変だ。。

予定よりも5分以上遅れて釣具屋に到着。。勢いよく車を降りるが、、、なんとお店が開いていない。。。なんで??店の中は灯りがついてるのに。。。

しょうがないから、餌は別の店で調達することにして、みんなが待つ駅へと急ぐ。

駅に到着後、みんなを乗せてから行ったことのある釣具屋へ。。

ところが、、その店もシャッターが下りてる。。それでは、とまた別の釣具屋へ。。と、思ったら、そこもシャッターがしまってるし。。

その次もまたその次の釣具屋も開いていない。。今日はこのエリアの釣具屋協会が協定で決められた共通の閉店日なのか。。

結局、来る途中で寄った釣具屋まで戻って餌を調達。。そこもまだ開いていなかったけど、無理やり店主を叩き起こしてのこと。。

長年釣りしてきたけど、こんなこと初めてのこと。。

釣具屋も高齢の店主が多いから、後継者不在で事業承継問題を抱えているのかも。。実際、家族経営の釣具屋を息子が継ぐってのも、、まあ、、難しいかもね。。

予定よりも40分遅れでマリーナに到着。

出船準備して、エンジン始動。

もやいを解いて予定よりも1時間遅れでの河岸払い。さあ、出発進行!

と、思ったら。。あれ?あれれ?エンジン掛かってるけどギアが入らない。。

これまた、経験したことない不思議な現象。僕らを乗せて船はマリーナ構内を漂流状態に。。

浅瀬に乗り上げる危険もあったので、なんとか元のバースに係留成功。もう僕の全身はあぶら汗でびっしょりだ。

たしかにここ最近エンジンの調子が悪かったので、今日に合わせて整備をお願いしているOさんにしっかりと診てもらっていたのに。。そして、前日の夕方の試走ではエンジンは問題なし、との報告を受けたばかりだったのに。。

しかも、キーをエンジンストップに回してもエンジンがストップしないし。。どういうこと?

まだ早朝だけど、ほかに術は無いのでOさんに電話。急いで今から来てくれるって。。

Oさん到着後、色々と診てもらうが、、結局、今日この船を出すのは難しいとのこと。。釣りを楽しみにしていたゲストのみんなに何て言えばいいのか。。。

さて、、楽しみにしていた夏の忘れ物を探しに行く海の旅、、一体どうなることやら。。

次回へ続く。。
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