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2019.04.10

あれは10年前。。

2009年4月7日のこと。

僕は会社の同僚であり会計士の後輩でもあるKB君と一緒に新幹線で神戸へと向かっていた。

その日の午後に予定されているクライアントへの報告会に参加するためだ。

KB君は僕よりも2歳年下で、大学こそ違えど学生時代からの付き合いだ。

社会人になって途中会わなかった時期も長かったが、約30年前のお互いの姿を知っている貴重な存在だ。

そんなKB君は、誰もが認める熱狂的な阪神ファン。ずっと昔から阪神タイガースのファンクラブにも入っている。

そんなKB君が取ってくれるチケットで、年に数回は東京ドームや神宮球場、ちょっと足を伸ばして横浜スタジアムに阪神戦を観戦しに行く。

ところが、こと甲子園となれば東京に住んでいる僕たちにしてみれば、そう簡単には行ける球場ではない。

ところが、このクライアントへの報告会の日は、偶然にも阪神にとって2009年の甲子園開幕の日と重なっていた。

そして、さらに偶然にもKB君がこの日の阪神戦のバックネット裏の座席のチケットを2枚用意してくれていたのだ。

ちなみに、クライアントへの報告会の日程を調整して決めたのもKB君だ。

そして、報告会が夕方前に終わって、一旦ホテルに行きチェックインしてから甲子園に行けば、ちょうど試合開始1時間前というベストな時間に到着できる、、、というタイムスケジュールを想定して報告会の開始時刻を設定したのもKB君だ。。

全てはKB君がもたらした偶然であり、ここまで偶然が重なると僕は為すすべもなくその偶然がもたらした運命に従う以外に選択肢はない。

それを、今ではKB君による忖度と呼ぶのであろう。。

予定通りの時刻に甲子園に到着した僕らは、試合開始前からビールを飲みながらこの日の試合のオーダーや、その年のタイガースの戦力について意見を交わす。

もう、試合開始前から気分は最高潮だ。

試合は予定通り夕方6時にプレイボール。

対戦相手は広島カープ。

当時の広島は、今では考えられないくらい弱くて、ずっとBクラスに低迷していた頃だ。

ゲームは、幸先よく阪神が3点を先制する。

こりゃ、行けるぞ!とKB君と一緒にビールを飲みほすペースが上がっていく。

その後、栗原のホームランで同点に追いつかれるも、再び阪神が1点を勝ち越す。

そして、迎えた7回表。。。悪夢が始まる。。

マウンド上の久保、ウイリアムス、藤田がことごとく広島打線につかまり、一気に7失点。。。

10-4と大差がついた試合に、誰もが勝利を諦めた。。

7回裏に1点を返すも、ここまでか、、と落胆の表情を浮かべ観客も半分くらい席を立ち始めた。

ところが、8回裏に2点を返した阪神は、9回裏、奇跡的な逆襲を見せる。

勢いそのまま、赤星と鳥谷のタイムリーでなんと1点差に。。

興奮状態で、観客が帰ってしまって主人をなくしたバックネット裏の優良座席に移動。。もちろん、テレビ中継で映らないように。

そして、試合は大詰め。。2死一、二塁で打席には金本。

カウントは3−2。

金本の打球はライト方向へ。。

サヨナラ2点タイムリー二塁打で幕切れ。。

劇的な逆転サヨナラ勝ちで甲子園の開幕戦を飾った瞬間だった。

もう周りの知らない阪神ファンの人たちと抱き合って喜んだ。


あの遠い記憶、、あれからちょうど10年後の昨日。。

横浜ベイスターズを迎えての2019年の甲子園開幕戦。

さすがに僕は甲子園には行けないけど、テレビで甲子園の開幕ゲームを観戦しようと、試合開始までに外で夕食を済ませて、ビールとつまみを買い込んで、さあ準備OK!

この日も幸先よく先制する。。が、、同点に追いつかれたと思ったらすぐに逆転されてしまった。。

その後も着実にベイスターズが加点していく。。

7回表が終わった時点で8−3と5点差に。。

テレビ大阪の江夏と掛布のなんとも言えない解説者コンビのコメントにも希望を見出すことはできず、諦めモードでT社長の店へ飲みに行くことにした。

お店について黒ビールと冷奴を注文。一応、携帯画面で阪神の負けを見届けようと虎テレにアクセス。

すると、阪神がチャンスを迎えているではないか。。

7回裏に3点、8回裏に6点を取って、、なんと大逆転勝ち。。

このなことがあるんだ。。

まさに10年前の大逆転劇の再来ではないか。

昨日は隣にKB君はいなかったけど、一緒に喜ぶ姿を思い浮かべてたよ。。

多分、阪神ファンはお祭り騒ぎだったんだろう。

僕はおとなしく家に帰ったけどね。

いやあ、、楽しかった。

横浜ファンにとっては辛い試合だったと思うけど、まあ、長年野球ファンやっているとどっちの立場も何度かは経験するからね。

と、いうことで、、KB君、また偶然が偶然を呼ぶ奇跡のスケジュール、、よろしく!
2019.04.08

春の散歩。最有効使用と現実の世界。

最高気温が20度を超えた日曜日の東京。

朝早く目が覚めて、家の中でグダグダしていたらまた眠たくなってきたので1時間ほど二度寝する。。。二度寝。。なんて気持ちがいい響きなんだろう。。。これぞ休日の特権と言っていい。そんな二度寝にGood-byeして朝食を採り、リビングのテラスの扉を開けて外の空気を吸い込む。天気もいいし、桜もまだギリギリ見頃だし、それから、最近運動不足気味だし、、、という事で、一人で散歩に出かけてみることにした。

とりあえずの目的地は、普段歩いていくことのない地下鉄の駅。歩いて20分くらいかかる。車通りのある桜並木の道路を5分ほど歩いてから、左に曲がり閑静な住宅街の中を歩く。早足でどんどん歩いて先に進んでいく。汗ばむほどの陽気とはこの事で、暑くて着ていたスエードの春物の上着を脱いで長袖のトレーナー1枚になってみた。すれ違う人の中にはTシャツ姿の人もいたが、僕にはこれくらいがちょうどいい。

住宅街の車通りのほとんどない小さな交差点を超えた辺り。30メートル先の電柱で匂いを嗅いでいた白い小型犬が振り返って僕をじっと見ている。誰と勘違いしているのかわからないけど、じっと立ったままこっちを見てる。「あ、、加藤ヒロだ。。」と犬は思っている。。。って、そんなわけはない。僕は速度を緩めることなく、その小型犬の脇を通り抜ける。と同時に、犬は人違いに気がついて、再び電柱の匂いを嗅ぐことに夢中になる。

古いマンション、庭に鬱蒼と木が生い茂る一軒家、最近新築されたであろう分譲住宅、テニスコート、トラックが並んで駐車している月極駐車場、雑草の生えた空き地。。。普段歩くことのない住宅街の街並みはとても新鮮に映る。誰がどうやってこんな建物を建てたのか。。なんでこんなデザインなのか。。どうして空き地のまま放置されて誰も建物を建てようとしないのか。。目に映る光景に余計なお世話だと言われかねないような自問自答を繰り返しながら歩いていく。

そうこうしているうちに駅が近づいてきた。駅が近くなると、急に店舗が増えてきた。居酒屋、ラーメン屋、ドラッグストア、銀行、スーパーマーケット、コンビニ、パチンコ店にファーストフードのチェーン店。。土地の分類から言えば、いわゆる商業地域と呼ばれる場所だ。この駅の周りは、住宅地域に比べてより新しい建物と古い建物が奇妙に混在していて、散歩をしていても何故か落ち着かない雰囲気を醸し出している。駅の真上には近代的な高層オフィスビルが建っているのに、そのすぐ脇にかなり古い一軒家が何十件も建っているような場所だ。バス通りには、今にも崩れそうな、、一見すると廃屋と間違えてしまいそうな建物まである。そして、その建物が不動産屋さんだったりする。人に不動産の斡旋をする前に、自分の不動産をちゃんとした方がいいんじゃないか。。。

ところで、不動産の鑑定評価の世界では、「不動産の最有効使用」という考え方がある。不動産の鑑定評価を行う上で、その不動産の効用が最高度に発揮される可能性に最も富む使用方法を前提として鑑定評価を行うという考え方である。ところが、現実の不動産の使用方法は、必ずしも最有効使用によるものではなく、不合理なまたは個人的な事情による使用方法のために十分な効用を発揮していない場合がある、というのが定説らしい。

僕は、駅の近くの建物を最有効使用の原則に照らして眺めてみることにした。バス通りに面した建物は、明らかに容積率を最大限に活用できていない2階建ての古い店舗が多い。ここも、あそこも、そこも、その向こうの建物も。。もう、現実の世界は最有効使用の建物を探し出すのが難しいくらいだ。こんな建物ではなくて、もっと高い建物を建てればいいのに、、と思うが、実際にはそうはいかない。建て替えるにもお金がかかる。建て替え中も住む場所がない。昔、建てた時には許容される容積率はもっと低かった。。今、この状態に至っている様々な事情があるのだ。不動産を保有する方の高齢者比率が上がれば上がるほど、今の自分を取り囲む生活インフラを自ら積極的に変えていこうという考え方の人はむしろ希なんだろうと思う。だから現実の世の中では、短期的な時間軸の中で最有効使用を追求する動きというものは読み取りにくい。

そう、そうやって個別の不動産についての最有効使用を論じたところで空虚な世界を彷徨うだけだ。実際には、色んな不動産が集まって地域というものを形成する。そして、地域はその規模、構成の内容、機能等にわたってその地域の特性を有している。これもまた不動産鑑定の世界の定説だ。僕は、その地域のすべての不動産が最有効使用の状態で存在している姿を思い浮かべてみた。。が、うまく思い浮かべることが出来なかった。。。そこにあるのは、個々の不動産が自らの利益のためだけに他の不動産を押しのけるように競い合って存在する軋轢だらけの世界だけだった。

実際の世界は、自ずから自然の論理でなるようにして成り立っている。それが均衡のとれた現実の世界なのだ。その現実の世界は常に不完全であり、未熟なものだ。だから、もっと良くなる可能性を秘めている。いや、その可能性に溢れている。。。だからこそ、僕たちは夢も希望も追いかけることができるのだ!

なるほど、、そういうことなんだ。。。この街で夢と希望を追いかけることが出来るんだ。。

と、難しいことを考えていたら、その次の駅まで歩いてた。。歩数計は10,000歩を超えてたわ。
2019.04.06

これぞプロ、という彼の話。

オフィルビルやホテルなど、歩道に面した駐車場の出入り口付近では、車が歩行者や自転車などと接触する交通事故が起きやすい場所だ。

なので、今では一般歩行者などが安全に通行できるように、駐車場内に出入りする車を誘導する警備員が配置されている場所も増えてきた。

僕は車で東京都内を移動するケースも多いので、駐車場に入る際に警備員の指示に従い、車道で待機する機会も多い。

何よりも歩行者の安全確保が優先されるべきなので、大抵の場合、車に乗ったまま10秒〜30秒くらいは待たされる。

その待たされている時に見ていると、歩行者の動きと警備員の誘導の息が合っていないと、誘導員が歩行者を制止するタイミングがずれたりして、制止したのにもかかわらず、駆け足で強引に横切ってしまう場面に出くわすこともある。

僕が歩行者の場合でも、警備員の仕切り方の歯切れの良し悪しで、通行のスムースさが随分影響を受けるような気がする。

警備員の腕の見せ所というか、これが警備員クオリティーの目安になる。

いろんな警備員を見てきた僕が、いつも惚れ惚れと感心してしまう誘導員がいる。

渋谷にある大きな高級ホテルの駐車場入り口で誘導している誘導員だ。

先日、僕がライブをやったセルリアンタワー。

国道246号から池尻方面に向かう坂を登る途中、左手にセルリアンタワーの車両用の入り口がある。

彼はいつもそこに立っている。

まず、見た目からして格好いい。

高級ホテルのイメージに相応しい、ヨーロッパのどこかの国の王室に仕える警備員のような青いユニフォームに身を包み、両手には清潔な白い手袋、そしてとても気品溢れる帽子をかぶっている。

そして、いつも仮面舞踏会に出席する時にかけるようなお洒落なメガネをしている。

明らかに工事現場やオフィスビルで見かける警備員とは一線を画している。

でも、理由はユニフォームだけではない。

同じコスチュームの他の誘導員とも全く印象が違うのだ。

長身でスリムな体格。。手足がとても長く、歩行者を制止する動きに無駄な動きは一切ない。

歩行者を待たせるタイミング、そして歩行者を制止したその瞬間を狙って車を駐車場へと誘導する身のこなしは、もはや芸術品と言っていい。

彼は歩行者を待たせる時に、片手を一寸の曲がりもなく天高く上に伸ばし、もう一方の長い手を真横に伸ばして歩行者を制止する。

すると、次の瞬間、その身をしなやかにくるりと翻し、待機している車に向かって天高く掲げた片方の手をグルグルと回転させる。

その手の動きに見とれていると、まるで運転者がアクセルを踏まなくても勝手に車が駐車場に吸い込まれていくのではないか、と錯覚するくらいにスムースに歩道を横切ってホテルスペースに入ることができる。

全てが的確でとても分かりやすい。

これぞ車を誘導するために生まれてきた、と言っていいくらい洗練されている。

これぞプロだ。

これこそがプロの仕事だと思う。

本物のプロフェッショナルは、こんな場所にもいるのだ。

渋谷にお越しの際には、ぜひ一度見て欲しい。

で、、彼がただのバイトだったりして。。

いや、もしそうだとすれば、かなりもったいない話だな。

正社員であって欲しいなあ。

そして、その身のこなしを、ぜひ日本中に広めて欲しいなあ。。
2019.04.04

50歳のチャレンジ

外は麗らかな春の気配。窓のすぐ外の電線で遊ぶ鳥の声が聞こえる。二日酔いの頭痛を微かに感じながら、重い頭をもたげて時計を見る。時間はもう9時半を過ぎている。

起き上がると、まだ前日のライブの余韻が僕の頭の上を漂っていた。ライブ後の打ち上げで、かなり遅くまで飲んでしまったようで、最後の方は何を話したかさえも覚えていない。

僕はライブの少なくとも5日前から禁酒することにしている。だから、ライブの後の打ち上げでは、その反動からかついつい調子に乗って飲んでしまうのだ。しかも、昨日は自制している類いの強いお酒まで飲んでしまった。。

でも、まあいいか。。打ち上げで溜まっていたものを発散する勢いは簡単には止められないし。

さて、昨日のライブ、沢山の方にお越し頂いた。「楽しかった」と帰り際に笑顔で言っていただけると疲れも簡単に吹き飛んでしまう。そんなライブを続けていきたいと感じる。

昨日のライブは自分にとって沢山のチャレンジが盛り込まれていた。ハーモニカを使った新曲の弾き語り、セミアコを使った足元のエフェクターの操作、イントロのリードギター、やったことの無いカバー曲などなど。。

ライブの前日、レッスンの時に歌の師匠から言われた。ライブではかしこまってはダメ、もっと羽目を外していいんだ、と。僕の弾ける笑顔があれば、お客さんは楽しむ事ができると。

僕の「いつか笑えるよ」という曲の中で「僕の笑顔で君を幸せに出来ると気づいて」という歌詞がある。全然気づいてなかったな。そんなことばかりだ。そう、出来もしないのに、勝手にわかったつもりになっている事があまりにも多すぎる。僕の50歳のチャレンジは、そういう自分を知るところから始まっている。

その意味で、昨日のライブの最大のチャレンジは自分自身が楽しむことだった。そうすれば、少々の失敗もお客さんが笑いに変えてくれた。以前はそうは思えなかった。何故なら、歌もギターもあまりにも技術的に自信が持てなかったからだ。

ライブが終わると、しばらくは一握りの充実感に浸ることが出来る。でも、時間が経つにつれて様々な反省が心の中に仕掛けられた風船のように膨らんでくる。

それをまた次のライブでリベンジしたいと思うのだが、そう簡単にはいかない。それの繰り返しだ。。

次のライブは初めての名古屋での弾き語りライブ。昨日の自分を越えていく。50歳になってもそんな日々が送れている。とても幸せな事だと思う。
2019.04.01

辛味大根と令和。。

4月1日、月曜日。。

気持ちのいい朝だ。白い雲が所々に浮かび、その遥か上空に青い空が広がる。

今日から新年度。通勤中の車で聴くラジオも新番組だ。

今日が初出社という社会人も多いだろう。

僕は、いつものように首都高の霞ヶ関出口で降りて、内堀通りを経由して会社のある丸の内方面へと向かう。

皇居のお堀の脇に列をなす柳の
枝には、淡い緑色の若葉が顔を出し、太陽の光に向かってその身をさらに伸ばそうと一生懸命だ。

まるでその生命がすでに果ててしまったかのような、、どす黒い茶色の木々の幹とは対照的にその新芽は黄緑色に光り輝き、新しい時代に向けてその生命力を誇示している。

馬場先門の周辺は、いつもよりも多くの人が訪れていて、警備も慌ただしくその準備が進められていた。

そうか。。今日は新元号の発表の日だからか。。。

予定では11時半頃に発表されるとのこと。

それに間に合うようにという訳ではないが、議題も尽きたので朝からの会議を早めに切り上げ、急いで籠り場へと向かう。

籠り場近くの駐車場に到着したのが11時半ちょっと前。

菅官房長官による新元号発表の瞬間を見逃さないように、ライブ映像を携帯に映しながら歩く。

昭和が終わり、平成が始まった30年前のこと。。

6畳一間の下宿先のアパートの小さなテレビ画面で、寒さに凍えながら見た、当時の小渕官房長官が「平成」という元号を持って発表する姿。。今でも瞳に焼き付いている。

その姿を、もう一度!

と、、お腹すいたし、ちょうどお昼前だから蕎麦でも食べていこう、といつもの蕎麦屋へ。。

席について注文して、携帯画面で菅官房長官の登場を今か今かと待つ。。。

でも、なかなか菅官房長官は画面に現れない。

「お待たせしました!」

と、菅官房長官ではなく、注文した辛味大根そばの大盛りが先にやってきた。

それでは、、とそばつゆに大根おろしとカイワレ大根とネギを入れていたら。。。携帯は、待受画面に。。

あ、、と思い、暗唱番号を押して、、再び携帯画面が映し出されると。。。。

そこに、「令和」と掲げた菅官房長官の姿が。。

ああー!菅官房長官が額縁を掲げる瞬間を見逃してしまった。。。

大根おろしとカイワレ大根とネギをそばつゆに入れるのに夢中になっていたからだ。。。

目を離したのはほんの一瞬だったのに。。

3秒くらいか、、遅かった。

それにしても、、ここの蕎麦屋の辛味大根は辛い。。

でも、それが美味しい。

僕の「令和」との出会いは、こんな感じ。

辛味大根と令和。時間差だったけど、ほぼ一緒に出てきた。

ずっと忘れないな。

「令和」。。

いい時代になるといいね。
2019.03.30

始まりと終わり。

春の選抜高校野球が開幕したかと思えば、あっという間にプロ野球までもが開幕を迎えた。今年もプロ野球速報を気にする毎日が続きそうだ。

春になると、こうして新しく何かが始まる。始まりがあるということは、終わりもあるということで、、3月末をもって2018年度という日本特有の会計年度が終了する。そして、1秒の空白を挟む余地も無いまま4月1日をもって新しい2019年度がスタートする。

僕が長年従事してきたM&Aアドバイザリーという仕事は、時間の経過だけで報酬をもらえたり、何かを大量生産して店頭で販売するようなベルトコンベア方式で常に売上が上がるような商売形態ではなく、その収入の多くを”M&A案件の成約”という不確実な事象に依存する成功報酬型のビジネスだ。ゆえに水もの商売の要素が強く、1年間かけて積み上げてきた売上が新年度が始まると同時に一瞬にしてすべてリセットされることに関して、「あ、あ〜、、僕たちの売上が〜。。。」と手を伸ばしたい気持ちに毎年のようになったものだ。そう懇願したところで、株主は一会計年度の利益を拐っていく。。これが、近代的な資本主義経済の宿命であり、売上ゼロからの1年間という旅が始まる。。。これを何十年も繰り返してきた。今のミュージシャンという立場で言えば、収入は水ものところではない。。ほとんど気体化してしまって、目に見えないことの方が多いような気がする。。。だから、年度が変わったところで、売上がリセットされても、そもそも僕自身がオーナーみたいなもんだし、あまりショックはない。早く気体から手に触れることができる水にしたいものだ。


僕の東京FM系列のラジオ番組「ヒロとハルキの大人のWonderland」も、この3月末の改編で番組終了となった。毎朝、車の中で聴いていた「中西哲生のクロノス」も同時に終了となったのは、少なからず僕を驚かせた。一度だけ生放送でゲスト出演させてもらったのはとてもいい思い出だ。その時のラジオ番組で僕に声を聴いてくれて、僕のライブにわざわざ足を運んでくれる方もいた。本当にありがたいことだ。改めて前身の「加藤ヒロのFighting on the Edge〜ぼくと音楽とビジネスと〜」から聴いていただいたリスナーの皆様に感謝申し上げる次第である。本当にありがとうございました!と。

まあ、おかげさまで、僕のラジオ番組は事前収録ということもあって、大きな事故もなく終えることができた。でも、経験不足から生放送だったらまずかったな、という言い間違いとかを最初の頃は時折ディレクターに指摘されて、それがとても勉強になった。いつか、生放送、、やりたいね。。

さて、終わりがあるということは始まりがある。愛知・ZIP-FMで4月7日(日)24時からスタートする「MIDNIGHT RUNWAY」という新番組。引き続きBrian the Sunのハルキと一緒にミュージックナビゲーターを務めることに。愛知以外の方にはradikoでしか聴けないけど、今までよりも一層パワーアップした番組になると思うので、是非とも楽しみにしていてほしい。


そして、視線を世間に向けてみれば、新しい元号の発表までもう間もなくだ。平成という時代が終わり、新しい元号の時代が始まる。こうやって、寸分も狂いなく全ての人に平等に流れていく時間という不可逆的な世界の法則を、人類は名前をつけ、色付けをしていく。きっと、後で振り返った時に、その世代を一言で説明するのに便利だからであろう。

それ自身は、別に悪いことではない。ただし、週も月も同じように時間に色付けをして、それらが過ぎ去っていく事実をもって感傷に浸る暇もないほど、忙しく慌ただしい毎日を送る現代人としては、いつまでも一つの時代の終わりを悲観し、感傷に浸っている時間はない。そう、感傷に浸るのは”束の間”がちょうどいい。新しい時代はすぐに始まるから、振り返ってばかりではなく、ちゃんと前を向いて行かなければならない。


新年度早々の3日に予定されている僕のライブ。。僕も前を向いて行かなければならないけど、、あまりにもハードル高すぎて前を向いたところで目を閉じたくなる。。。あと3日。。。最後のひと足掻きするしかない。。ああ、僕の新しいラジオ番組のテーマソングで新曲の「きみだけのランウェイ」というくじけそうな人を応援する曲を自分自身に聴かせる毎日。「云うは易く行うは難し」とは、このことだね。
2019.03.28

一週間、、季節に感謝!

ロシア民謡の「一週間」という曲。

僕らの世代であれば、子供の頃誰しもが一度は歌ったことがある曲だ。

日曜日に市場に出かけて糸と麻を買ってきて、月曜日にお風呂を炊いて火曜日にお風呂に入り、水曜日に友達が来て木曜日に送っていき、金曜日は糸巻きもせず土曜日はおしゃべりばかり。。。

なんとまあ、、忙しい一週間。。と思いきや、お風呂を炊いてその翌日にお風呂に入るくらいだから、時間的にはゆとりのある生活なのかもね。。。

今週の僕は、そんなロシア民謡みたいに歌にできそうなくらいの一週間。

まあ、幸せな一週間だ。。

月曜日はラジオ収録、火曜日はスタジオでリハ、水曜日はドラマの撮影、木曜日はレコーディング、金曜日はもう一度リハ。。。。。

仕事してねーな。。。

はい、してません。。。。すいません。

いや、これが仕事ですから!

ということで、少しずつ掻い摘んで日記風に。。


月曜日のラジオ収録は先日ブログに書いたので、まずは、火曜日のスタジオリハから。

今回は「In the Breeze」のアルバムツアーの若手中心のバンドメンバーとはまた一味違うファンキーなメンバーが集結。

メンバーのうちドラムのKennyとベースのLawrenceの二人は、約2年ぶりの再会。

スタジオのロビーで顔を合わせるなり、アメリカ式の抱擁で再会の喜びを分かち合う。

これで、2年間という空白の時間が一瞬で吹き飛ぶ。

やっぱ、いいね、、このノリ!

二人とも僕の新しいアルバムを聴いて、「この曲、ドライブにいいね!」とか、「メロディーいいね!」とか、「この曲のベース、すごく上手いね!ドラムも。」とか、とにかく全てをポジティブに褒めてくれる。

この明るさと、心優しい懐の深さに、僕はとても心癒されるのだ。

ますます来週のライブ本番が楽しみになってきた。

4月3日(水)の夜は、是非セルリアンタワーのJZ Bratまでお越しくださいませ。よろしくお願いいたします!


そして、水曜日のドラマ撮影。

ドラマ撮影って言うと格好いいけど、いつものように僕はちょこっと出させていただく役ですから。。

だからと言って手を抜くわけにはいかないので、起きた時から少し緊張気味。

早朝、俳優の南翔太君と一緒に車で鎌倉方面へ。

朝から天気は最高。

順調に高速を走っていき、目的地近くのインターチェンジで降り、鎌倉の中心街を抜けて由比ヶ浜に出る。

目の前に気持ちのいい相模湾が広がる。

波はとても穏やかで、キラキラと太陽の光を反射させている。

犬の散歩をする人、ジョギングする人、サーフィンを楽しみ人、、、そこにいる人たちが、そこにいるだけで幸せそうに見える。

それにしても、こんな平日の朝早くから犬の散歩したり、サーフィンしたり、、あれ、、みんな会社行かなくてもいいのかな。。

いや、、愚問だった。。。「そんなお前こそ、こんな平日の朝早くからジーンズ履いてドライブして、、会社行かなくていいのか?」と聞かれるだけだ。

しばし、翔太君と気持ちのいい海岸をドライブして、撮影現場に到着。

「はい、カメラ回して〜、はい、回った〜、はい、本番!!」と、監督とカメラマンがテンポよく声を掛け合う現場はリラックスしながらも、とてもいい緊張感に包まれている。

こんな中に僕がいていいの?って感じだけど、、いやいや、、いろいろと勉強になります。

秋山監督、ありがとうございます!ドラマの配信、楽しみにしております!


さて、本日、木曜日のレコーディングでは、4月からスタートする愛知・ZIP FMのラジオ番組「MIDNIGHT RUNWAY」のオープニング曲とエンディング曲の2曲を完パケ。

毎回そうだけど、今回も歌もギターも、とても勉強になりました。

それでも、最後は自分でもとても気にいった音色で仕上げていただきました!

我ながら、いい曲です!

みなさん、ぜひ楽しみにしていてください。

プロデューサーの安藤さんの前日の誕生日をケーキでお祝い。男ばかりの誕生日会。。。

おめでとうございます。


と、まあこんな感じで火曜日から今日までの日記になっちゃったけど。。元気に頑張っております!

なんかあっとう間に東京のサクラは満開に。。

いよいよ、春本番モードに突入!

写真は上から火曜日のスタジオリハ、水曜日のドラマ撮影現場からの鎌倉の海、木曜日のレコーディング現場。

鎌倉の空は海よりも淡い青。

つまりは、、これぞ春の色。。

空と海に、吹き抜ける風に、そして季節に、、感謝!

ありがとう!








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