加藤ヒロ 公式サイト

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2018.05.20

答え合わせ

この週末、大陸から大きく張り出した高気圧がすっぽりと日本列島を覆った。

おかげで、ここの所の湿り気をたっぷりと含んだ梅雨のような空気からは一変、カラッと晴れて涼しい、とても気持ちのよい週末となった。

今日の最高気温は、20度を少し超えた程度。

こんなに清々しい気候を日本にいても経験できたんだと、、、長らく忘れていたようなものを思い出させてくれたような感じだ。

天気が良ければ、頭の中までスッキリした気持ちになる。


ところで、例年よりも2週間ほど早く訪れた春に、僕の畑の苗の植え付け作業も前倒しで作業が進んでいる。

僕の畑がある場所は、標高が900メートルと高いため、平野部よりも季節の進行が1ヶ月ほどばかり遅い。

なので、暖かい気候を好むサツマイモは、日中の気温が安定して20度を超えるようになる5月下旬になって植え付けることが多いが、今年は例年よりも早めに植え付けることにした。

それでも、高地ともなれば、不意に訪れる遅霜に備えて、サツマイモの苗を植えつけた畝には寒冷紗をトンネル掛けしておいた。

恐らく今日あたりの明け方には、僕の畑の気温も0度近くまで下がったに違いない。

寒冷紗様さまだ。。

いくら寒冷紗で寒さ予防を施しても、苗によって生き残るものがいれば、そうでないものもいる。

来週末に様子を見に行くことにしよう。


いつもは少々窮屈になったとしても、欲張りな僕はできる限り植える場所を捻出して全ての苗を植えてしまうのだが、、、今年は余った苗を10本ほど東京の自宅へと持ち帰った。

花瓶に張った水に入れた状態で、さて、、いつまで元気に生きるやら。。という実験でもある。

苗たちは、2日ほどで小さく白い根を出し始め、同時に一旦自らが携えていた緑の葉を8割程度枯れさせた。

中には全ての葉っぱが枯れたしまった苗もあった。

葉っぱから養分を取り込み、根っこに栄養分を運んで成長するサツマイモにとって、葉っぱの全滅は致命的だ。

案の定、葉っぱが全滅した苗から生えていた根は腐り、苗本体もしなびてしまった。。

生き残った苗には、沢山の白くたくましい根が生え伸び、次なる生命線ともなるべき小さな新しい葉っぱの芽を出始めた。

強いものは生き残り、弱いものは死んでゆく。。

これも、自然界の法則か。。

でも、さすがに元気のいい苗でも、水に浸しただけでは丸々としたサツマイモを実らせることは不可能であろうから、、

来週には本来彼らが生きるべき土へと戻してあげたいところだ。


人間社会は、、強い者しか行き残れないわけでもなく、皆んなが行きていける社会を目指してきたんだろう。

それでも、、夢を実らせることができるのは、、もしかしたら、その者にとって本来あるべき場所で、その輝きを放つことでしか許されないのかもしれない。。

だとすれば、、自分が夢を実らせることができる”本来の場所”に巡り合う人は、、とても幸運なのかもしれない。。

自分は、果たして巡り合っているのか。。。

答えは、、、誰しもが一生をかけて出すものなのだろう。。

人生は、、ずっと探し続ける答え合わせのようなものであり、、答えは簡単には見つからないからこそ、、面白いのかもしれない。。

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