加藤ヒロ 公式サイト

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2018.08.19

夏の足跡

北から張り出した高気圧の影響で猛暑から一転、山小屋は冷たく乾いた空気に包まれた。

夜、車の室外温度計は12.5度。

明け方にはおそらく10度を下回るくらいの冷え込みで、薄い毛布1枚に蛹のように包まって震えながらの朝を迎えた。

前回までは、2週間も空ければ芝も雑草も茫々に伸び放題になっていたが、この2週間の芝の成長度はその3分の1くらい。

夏の間は毎日でも芝刈りをやりたいくらいだったけど、もうその必要もない。

秋だ。。

山小屋に、一足早い秋がやってきたのだ。

標高差が約1000メートルあるから、都会と比べて春の訪れは1ヶ月遅く、秋の訪れは1ヶ月早い。

あんなに暑かったのに、、山小屋の夏は足跡も残さず去っていった。

元気な野鳥のさえずりの隙間をぬって、夏に取り残された蝉のか細い鳴き声が聞こえて来る。

今日は、夏野菜を収穫。

カボチャにインゲン、そしてエダマメ。

今年は、成長期に大粒の雹が降って暴風が吹き荒れたり、気温が安定しなかったり、水不足になったりしたこともあって、野菜の出来は今一つだったけど、実際に収穫してみると、よくこの厳しい環境でここまで育ってくれたと感謝したくなる。

来月には、秋ネギが収穫できるだろう。

そして11月の初旬にはサツマイモとサトイモの収穫だ。

今年も収穫した野菜達を、ありがたく頂くとしよう。

2018.08.04

嵐のツメアト。希望のインゲン。

本州を東から西へ奔走した台風12号ジョンダリ。

僕の山小屋がある地域に直撃することはなかったが、かなり強い風と雨をもたらした模様。

そのエリアに住んでいる人のブログを見ていると、隣の敷地の木が倒れてきたりと、結構な被害が出たみたいだ。

僕の山小屋はあまり心配していなかったけど、見回りをしてくれた人から連絡があって、敷地内の白樺が折れて倒れているとのこと。

ただ、建物に被害はないとのことで少し安心。

一体、どうなっているかと見に行ったところ、元気だったはずの白樺の幹が途中から折れて、薪割り場に積んでいる丸太の上に覆い被さっている感じ。

薪小屋の横に生えている木も、完全に倒れちゃってるし。。

こりゃ僕の手に負えないレベル。。近いうちに業者の人に処理してもらわないと。。


夏の暑い時期に2週間も放っておくと、畑もまた荒れ放題の状況に。。

カボチャは、うどん粉病が緑色の葉を白く染めてしまって、、根元に近い部分は、かなりの量の葉っぱが枯れてしまっている。

その反面、成長を続ける先端の部分は、枝豆のエリアを侵食し、完全に蔓で枝豆を羽交い締めにしてしまっている。

横四方固めで押さえこみ一本!みたいな感じで。。

枝豆はもう降参状態。。実りかけていた枝豆の実も、、これ以上大きくはなりそうもない。

これで、今年も自分が育てた枝豆を楽しむチャンスは消えてしまった。。


2週間前、圧倒的な勢いで畑を支配していたカボチャ。

そのの大きな葉っぱに覆い被さられて、中々太陽の光を浴びることができなかったサトイモの葉。

そのサトイモの葉が、すでに枯れてしまったカボチャの葉に変わり、これでもか、というくらいに自らの存在感を太陽に向かって示している。

そして、サツマイモ。

例年に比べて蔓の伸び方の力強さにやや欠けるものの、元気にその葉の数を増やし、蔓の太さも随分と逞しくなってきた。

日中にその葉から浴びた太陽の光で蓄えたエネルギーを、夜のうちにその根元へと運ぶことで膨らんでいく。。

その膨らんだ根っこが、サツマイモとなる。

もっともっと沢山の太陽の光を、、根っこに運んでくれ。。


枝豆と同じようにカボチャの羽交い締め被害にあっていたインゲン豆。

倒れこみながらも、ちゃんと元気にその実を膨らませてくれていた。

とても綺麗な実。。美味しそう。。。

今年もインゲンには希望が持てそうだ。


茫々に伸びた芝生を刈り、畑の手入れをしたところで、もう汗びっしょり。

シャワーを浴びてから、、お昼時を少し過ぎたあたりで蕎麦を食しに出かける。

車のフロントガラスから見えるのは、少し霞んだ空。。

国道の脇に設置された電光掲示の温度計は、32度を示している。

この地域にしては考えられない高温だ。

2週間前に来た時には、霞んで見えなかった山々の稜線が、くっきりとは行かないまでも綺麗に浮かび上がる。

淡い水色の空に、散り散りに浮かぶ白い雲。。

その視界の中、右手前から左の遥か彼方へと斜めに一直線に伸びていく飛行機雲。。

どこに行く飛行機か。。。

その飛行機雲のくっきりとした白は、時間の経過と共に、手前から徐々に淡い水色の空に滲みながら広がっていく。


夏は、まだまだ元気だ。
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