加藤ヒロ 公式サイト

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2018.10.31

左脳と右脳

とある人が言っていた。

人口知能(AI)が人間に取って代わる時代が来たら、人間が失う仕事の大部分は、左脳に依拠した職種だと。

左脳に依拠した職種の典型例は、会計士や税理士だとか。

それを言っているそのお方ご自身が会計士の偉い先生なのだが。

つまり、会計士による監査という仕事は、難しい会計基準等を紐解いて解説し、それを現実の経済事象に適用することで、企業の決算書が適正に作成されているかをチェックする役割を果たす。

それらの業務は、物事の合理的な解釈とか暗記といった左脳主体の作業に主軸を置き、重要な判断を下す局面が無いわけではないものの、そこに右脳を必要とする、、そう、純粋に何かを産み出すための創造性(クリエイティビティ)はほぼ必要無いという。

一方で、会社の経営、とりわけ社員のモチベーションを上げる雰囲気作りや重要な局面における経営判断などは、左脳だけでは執り行うことは出来ない。

マニュアルなんて存在しないし、世の中を見回してもオーナー経営者の会社は、そのオーナーの発想力や勘の良さ等の目に見えない「何か」に依拠して会社が成り立っているケースも多い。


さて、音楽といえば、、僕は詳しいことはわからないが、どちらかといえば左脳ではなく、右脳を使うみたいだ。

だから、世の偉大なる経営者は、音楽や芸術に明るいとのだと、その方は言う。

僕は、世の偉大な経営者でも何でもないけど、、ただ音楽をやっているという理由だけで、そのお方からお褒めのお言葉をいただいた。


ところが、音楽は右脳と言うものの、、必ずしも右脳だけではダメなような気がしている。

特に最近そう思う。

M&Aの現場の第一線から退いてから3年近くが経つけど、その間、何かを暗記したり、難しい文章を読んだり、、、ましてや新聞といった世の中の動きを知るための記事でさえ読むのが億劫になってしまった。

つまり、左脳を全く使わなくなってしまったのだ。

そんな僕が、新しい国家資格の勉強をしようと、この10月から左脳をまた使い始めた。

難しい文章を解読しようと頭をひねったり、難解な専門用語を理解しようとしたり、長い文章を暗記したり、また、そのためにノートにその文章をボールペンで書き写したりと。。

この3年間、ほぼやってこなかったことだ。

だから、とても左脳を使い始めてこの1ヶ月、、、長年、慣れていた生活スタイルに少し戻ったためか、不思議と毎日が充実している気になってくる。

音楽だけの事を考えれば、そんな勉強なんてしないで曲でも書けばいいのに、、と自分でも思うし、「今更そんな国家資格取ったって意味ないんだから、もっと若い人達がやっているベンチャー企業を支援したりとか、そういうものに時間をエネルギーを費やしたらどうだ、、」と、これまた別のあるお方から怒られてしまった。

いや、ごもっともである。。

しかーし、、、ここにきて曲のメロディーが溢れるように思いつくので、その現象にとても戸惑っている自分がいることに気づく。。

こんなに携帯にメロディーを立て続けに録音したことなど今までにないくらい。。

もちろん、メロディーの出来栄えは別としてだけど。

自分ではこの現象は左脳活性化の影響なのでは、、と分析している。

この分析の、、根拠なんてないけど。


でも残念ながら、暗記作業とかウェブで講義受けたりしていると、、曲を作る時間が全くと言っていいほどない。。

だから、国家資格なんてどうでもいいから、ほとんど趣味で講義受けて勉強すれば、全体のバランスが取れるのでは、、なんて思ったりするけど、、国家試験合格というモチベーション無くして、難解な文章の 暗記などできるわけもない。

なかなか、、全体バランスって難しいものだな。。


もしも、この1年間で僕が書く曲数が増えたりすると、、もしかしたら、本当の左脳活性化の影響かもね。。

でも、その時は国家試験は間違いなく落ちているかも。

来年の今頃、、検証してみよう。。

あ、、その前に、勉強が1年も続くという前提条件が必要だけどね。

僕、、、興味なくすと、、飽きっぽいから。
2018.10.30

mosaique_舞台_File2_「Rain」追加公演にて。

昨日は、9月の終わりに台風で中止になったmosaiqueの舞台。

その代替となる特別追加公演が昨日の夜、行われた。

ストーリーの舞台は、1984年7月の湘南の海辺にある小さな海の家。

ソラの父親であるプリンスは、突然降り出した雨に、マドンナが働く小さな海の家で雨宿りをする。

プリンスとマドンナは共に惹かれあう。。

ところが、、プリンスには政略結婚により、しずかという配偶者がいた。

許されない恋に落ちようとするプリンスとマドンナ。。

そして二人は結ばれ、ソラは誕生する、、はずだったのに。。


あの日。。もしも、湘南の海に突然の雨が降らなければ・・・。

雨が、、降らなければ、プリンスはマドンナと出会うことはなく、妻であるしずかとシーサイドホテルで結ばれ、キラという子供が誕生していた。。


その13年後、病院のベッドの上で息を引き取る寸前のプリンスが知る、、歴史の異なる相容れない二つのストーリー。。

タイムスリップして、舞台は再び1984年7月の湘南へと。。


ソラは現実に生まれたのか、、それとも生まれたのはキラなのか。。

現実は、、意外な結末を迎える。。

このストーリーの中で、歌手を夢見るマドンナが自分のオリジナル曲として「君がいて僕がいた夏」を、そして、プリンスが昔事故で失った恋人が作りかけていた曲「白い月」を何度も口ずさむ。

いずれも僕のニューアルバム「In the Breeze」に収録されています!


ほぼ1ヶ月、メンバーは十分な稽古もできていない中で、頑張って最後まで演じ切りましたね〜。

そして、僕もエンディングで「Fly into the Summer」を歌わせてもらいました。

歌っているステージ上ではみんなが一緒に踊ってくれて、とても豪華。

こんな贅沢なステージは二度と経験できないかもね。。

みなさん、お疲れ様でした。

この舞台を収録したブルーレイ、DVDが発売予定です。

詳しくは、mosaiqueの公式サイト(http://www.mosaique-tokyo.com)まで。
2018.10.30

秋色

久しぶりに山小屋へ。

紅葉真っ盛り。

どこもかしこも、秋色に覆われている。

その風景の中、少し強い風が吹けば、赤、黄色、オレンジの鮮やかな色の枯葉が空中を舞う。

僕の敷地内も、一晩であっという間に枯葉まみれ。

大量の落ち葉を集めるために、久しぶりにブローワーを引っ張り出す。。

でも、数年間使っていなかったからか、、電源コードが接触不良を起こす。

何とかして接触不良を起こさない場所を探しながら、コードを手で調節しながら使っていたら、焦げた匂いと共に、バチっと火花が出る。

ああ、、ご臨終。。。

慌ててホームセンターへ。。

今後は電気式ではなく、ガソリン式のブローワーを購入。

使ってみると、小さい割にパワーが強いので、なかなか使いやすい。

ところで、山小屋近辺の最低気温は、先日氷点下まで下がったらしい。

短い秋を経て、長くて寒い冬へ。。

もう、夜は薪ストーブが欠かせない。

さつまいもと里芋を収穫。

豊作とは言えない出来栄えだけど、それでも秋の実りはありがたい。

もうすぐ初雪の便りも届くかな。
2018.10.27

さよなら夏の日

振り返れば、本当に今年は夏が長かった。

6月に梅雨が明けて夏が始まって、9月になってもずっと夏が続いていた。

が、10月も終わりが近づき、1ヶ月前と比べてみてわかるけど、ここに来て一気に季節が進んだ感じ。

思い返せば、1ヶ月ちょっと前の週末は、河口湖の富士急ハイランドで行われたオーガスタキャンプに行ってたんだ。

河口湖は冬になると積雪もすごいくらい標高が高いから、9月の終わりにはさすがに夕方になると冷え込んだ。

でも、日中はとても暑かったなあ。

当日に会場入りするととても混雑すると聞いていたので、前日の夜から前乗りで近くの小さなホテルに宿泊した。

ライブ当日は、イベントの開演が午後からということで、さっさとチェックアウトして朝から富士急ハイランドの絶叫系のアトラクションを制覇しようと、FUJIYAMAにドドンパ、高飛車と次から次へと乗りまくった。

でも、さすが三連休。。人が多すぎて制覇はできず。。

話題のお化け屋敷も行けなかったし。。

いつかリベンジしてやろう。その時には、絶叫系が苦手だという僕のプロデューサーも一緒に誘おうかな。

僕が「絶叫系は楽しい」という話を周りの人にしたら、吊り橋を渡れないくらい高所恐怖症の僕が、何故絶叫系のアトラクションに??という反応だったけど、、、僕の場合は自分が何かに固定されてさえいれば、高いところでも意外と大丈夫みたいだ。

だからきっと、絶叫系の乗り物で高い場所に行った時に、万が一シートベルトがない状態になったとしたら、その時点で気絶するかもね。

たった一本のシートベルトで、、、そこまで変わるとは、僕にとってはシートベルトは侮れない存在だ。

そんな富士急ハイランドでの絶叫系も、その後で見た山崎まさよし、スキマスイッチ、秦基博といったオフィスオーガスタのアーティストのステージも、何もかもを堪能出来た一日だった。

それが今年最後の夏のイベントだったかな。

今年の長かった夏。。いっぱい遊んだ。

海に山に、釣りにキャンプに。。。

また、、来年。

僕の足の甲についたサンダルの日焼けの跡は、、まだ消えてないけど。
2018.10.24

グッドメロディーに景色をのせて

フルアルバムのレコーディングが終わって、しばらくは曲を書くこともなく、、、秋が訪れる前に、レコーディングで潰してしまった喉を酷使しながら、とても簡単な夏の終わりの曲を1曲書いたのを最後に、めっきりと曲作りから遠ざかっていた。

ところで、色んなミュージシャンの話を聞いていると、曲を作る時には何らかの楽器を使うのが常識のようで。。。

ギターだったり、キーボードだったり。

ただ、使うと言っても、多くの人は、メロディーを探すために楽器を弾いたりすることが多いらしく、そして思いついたメロディーラインを譜面に落とすというやり方が王道らしい。

つまり、楽器がメロディーを作る時のサポート役になるわけだ。

そういう話を聞いて、僕もそうやって曲を作ってみようと、、今年になってそのやり方で何曲か曲を書いてみた。

でも、、そうするとなんか同じコード進行ばっかりの曲になってしまうような気がして。。

考えてみれば、、、曲を書くペースが落ちたのは、もしかしたら、そういう曲の作り方にとらわれ始めたからなのかも知れない。。。


何となくそう感じたので、いっそギターを手にすることなく、PCの前に座ってマイクを握ってメロディーが降りてくるのを待つことにした。

パソコンの音楽ソフトにあるドラムの音色とリズムを、、適当に見繕って流してみる。

そのリズムに乗って、ただただ思うがままに、マイクを通じてAメロ、Bメロ、サビと順番にメロディーを声で入れてみる。

だめだ。。

こんなんじゃ、、曲にならない。

気を取り直して、次の日にも同じことをやってみた。

そしたら、、あれ、、まあ出来はともかく、Aメロ、Bメロ、サビと、、一応形になるくらいのメロディーラインが出来上がる。

へー、、と自分でも感心。

で、それに歌詞を適当に当てはめてみると、、あら、1コーラス出来ちゃった。

そして、また次の日。

歌詞をブラッシュアップしながら最後まで書いてみる。。

あら、、とりあえず曲が完成。。

何と、正味2日で出来ちゃった。。

あれだけ曲が書けなかったのに。

出来はともかくとして。

出来はともかくとして、と書いておかないと、ブログを読んだプロデューサーから、「加藤さん、その曲を送ってください」というLINEが来るかも知れないからね。


やっぱり、僕の場合は曲を作る時に楽器は不要だな。

もちろん、コード譜に落とす時には必要だけど。

せっかくだから、この日出来た曲も、方法論とかにとらわれずに、感じるままにやってみよう、生きてみよう、という内容にしてやった。

まさに感じるがまま。

秦さんが僕のラジオ番組にゲストで来てくれた時に言っていた「自分が思うGood Melodyに自分が感じた景色を乗せていくこと」とはまさにこのことかな(広島FMをお聴きの皆さん、今週の土曜日深夜にオンエアですよ)。

これで曲作り、しばらく続けてみるかな。

あ、そうそう。。

出来はともかくとしてね。
2018.10.21

失敗を繰り返すのは。。

若い人に何かメッセージを、、と言われた時に、よく僕は「若いうちは沢山失敗した方がいい。」とアドバイスする。

その代わり「でも、同じ失敗を繰り返さないように失敗を糧にすることが大事」とも言う。

だからなのか、同じ失敗を繰り返してしまう人は好きではないし、正直、失敗を経験として次に繋げられていない人に対しては、苛立ちさえ覚えることもある。


土曜日、、欠席連絡を怠っていたためにメンバーに組み入れられたしまった会社のゴルフコンペ。

組み合わせ表が送られてきた時に、欠席連絡を入れることを忘れていた事に気がづいたが、さすがに此の期に及んでドタキャンは幹事に申し訳ないと、天気も良さそうだったので気を取り直して参加してみることにした。

数えてみると、僕の記憶が正しければ、、ゴルフは今年4回目だ。。。

昔は多い時には年に40回以上もラウンドしてたけど、、、音楽をやり始めてめっきり回数が減ってしまった。

と言っても、回数が減ったのは音楽が理由ではなくて、単純に自分のゴルフの才能に限界を感じてしまったから。

もうどんなに頑張ったところで、自分がプロになれる訳でもなく、プロにならなくてもアマとして所属クラブのクラブ選手権で優勝争いをするくらい、他人よりも飛び抜けた存在になれる可能性ははっきり言ってゼロだ。

昔、「可能性はゼロではない」というCMがあったけど、、僕の場合は、、ゴルフに関して言えば、本当に、、ゼロだ。


そんな実力に飛び抜けたものがないからこそか、、ゴルフを一生懸命やっていた時に比べても、そんなにスコアが落ちた訳じゃない。

調子さえ良ければ、全盛期に近いスコアだって出る時もある。

まぐれで。。

で、土曜日のラウンド。

出だしはまずます。そう、、久しぶりのラウンドというのは、意外と力が抜けていいんだよね。

でも、5ホール目くらいで突如として乱れ始める。

で、、一度乱れ始めたらもう止まらない。

そう、もう、どうにも止まらない。

力みが力みを生み、そして気がつかないうちにオーバースクィングの罠に陥る。。

そして、、何度も何度も、、同じミスショットを繰り返す。

同じミス、、同じ失敗を、、繰り返す、、奴。。

失敗を、経験として、次に繋げられない奴。。

ハイ、僕のことでした。。。

ああ、自分に対する失望感というのは半端ない。

スコアも散々で、、もうゴルフはしばらく、、やらないと、、決めた。


帰り道。。事故渋滞のアクアラインを抜けて、横浜方面へ。。

夜のベイブリッジを渡る。。

久しぶりだなあ。。ベイブリッジ。。

僕の頭の中では、角松敏生が流れ始める。

そのうち、空からはイナズマの閃光と共に大粒の雨が降り始めた。

その時、知らぬ間にシャッフル再生になっていたiPodを繋いだカーステレオが、山下達郎の「土曜日の恋人」をかける。。

♩〜降り出した雨と、動き出す街の灯り〜♪

おお、本当に降り出した雨にこの曲とは、、気分が上がる。。


帰宅後、全身筋肉痛の予感。。夜は、布団の中で、筋肉痛の前兆のような疲労感に、、、夢にうなされた。。

チケットが売れないという、、夢に、うなされた。。

さよなら、僕のゴルフ。
2018.10.18

ありがたい家庭訪問

僕の籠り場に入った人は、、本当に数えるほどいない。

仮に打ち合わせと称して来てもらっても、狭い部屋に僕の仕事用の机と椅子と一脚のソファーが置いてあるだけだから、打ち合わせしようにもとてもそんな雰囲気じゃない。

そこにマイクスタンドを立ててギターも並べて置いてあるから、それこそ打ち合わせという感じでもない。

今日、その誰も招き入れない籠り場に、初めて僕の税理士の先生がやってきた。

今年になって、グッズを大量に作ったり、フルアルバムまでリリースしたもんだから、どうやって経理処理するかという相談らしい。

僕がお願いしている税理士の先生はかなりのベテランだから、こういう風にしたらどうだ、という提案を持ってきてくれた。

「こんな事を会計士である加藤社長に言うのもナンですが、、」

と前置き。。

まあ、僕、会計士といっても今や殆どペーパードライバーならぬペーパー会計士みたいだから、そんなに気を使って頂かなくでも、、という感じ。

もっと言えば、僕、先生にお願いしている自分の会社では、社長ではないし。

1時間くらいお話をしたところで、先生の確認したかった点は全部クリアになったようだ。

冬になったら先生行きつけの鰤しゃぶのお店に連れて行ってもらうことを約束して、12月7日のTOKYO FMホールでの僕のライブの予定を手帳に書き込んでから、先生は籠り場を後にされた。

それにしても、僕の会社みたいなちっちゃな会社のことまで気にかけてもらって、わざわざ書類の確認が楽だろうと、籠り場までお越しいただくなんてありがたい。

もしかしたら、ちょっとした家庭訪問みたいなものかも。。

ありがたいね。。

うん、ありがたい。
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