集合は午前10時半。
僕は、プロデューサーの安藤さんを乗せてから、たまちゃんの自宅に寄ってたまちゃんとキーボードを乗せ、集合場所へ向かう。
10時半を10分ほど過ぎて到着。。。いわゆる、、遅刻というやつだ。今日は予想以上に交通量が多いぞ。。
すでに集まっていたメンバーの荷物と機材を僕の車に積み込み、ギターのキミヒデ君の車と二台に分乗し目的地へ向かう。
時刻はすでに11時前。
そう、この日は富士スピードウェイで行われるクラシック・ミニ・フェスティバルのパドック内特設ステージで行われるフェスに出演するのだ。
せっかくの野外ステージなので、久しぶりにサックスの寺地美穂さんも加わってもらって、加藤ヒロバンドのフルメンバーが久しぶりに集結。
僕の車には、助手席に安藤さんが、後部座席には、たまちゃんと寺地さんとスタッフの松尾さんが乗る。
出発早々、後部座席では女子トークが始まっている。
キミ君の車には、KOSENさんとベースのまさや君にドラムの駿汰君という男4人衆。早速、男子トークが始まっていることだろう。
下道を通り、いざ高速へ、、、と思ったが、出発前でラジオの交通情報でも言ってたけど、想定以上に東名高速が渋滞している。
横浜町田まで動かないくらい渋滞しているらしい。
そこでナビは第三京浜を行け、と言う。
確認すると第三京浜から横浜町田までの保土ヶ谷バイパスは渋滞マークは出ていない。
それなら、ということで第三京浜へ。。。
ところが、第三京浜に乗るまでの下道が渋滞してるし。。
第三京浜に乗ったものの、保土ヶ谷から横浜町田までのバイパスが大渋滞。
ああ、、これはミスったかも。。。
当初の目論見では、御殿場ICに13時前には到着して軽く昼食をとってから富士スピードウェイにむこう予定だったけど、こりゃ無理だな。
僕らの昼の部のステージは15時半から。
荷物を降ろしたり、機材をセットしたり、色々と準備もあるからどんなに遅くても14時過ぎには富士スピードウェイには到着しておきたい。
御殿場でランチする時間なさそうだから、足柄SAで食べるか買うかして目的地へ向かうことを松尾さんからキミ君チームに連絡してもらう。
13時を過ぎ、やっと横浜町田から東名高速に乗る。
しばらく走っていると、そこまで一緒に走っていたキミ君号がいきなり速度を上げて僕の車を追い越し、ジグザグに前の車を追い抜いていくではないか。
そして、「トイレに行きたいので海老名SAに寄ります」と連絡。。
ところが、海老名SAは入り口の手前数百メートルから長蛇の列が。。。こりゃ、無理でしょ。と、キミ君すぐに諦めて次の中井PAに向けて速度を上げ消えていく。
どうやら、緊急事態のようだ。
このまま、キミ君チームとは現地集合に。
僕たちは、順調に足柄SAに到着。
時刻は既に14時前だ。
ご飯を食べている時間なさそうだから、それぞれトイレ休憩して食べ物を調達して車に集合するように、との指示が出て休憩へ。
僕はトイレの後、食べ物調達のためお店を見て回る。
目についたのは、おまんじゅう。
車を運転しながら食べるだろうから、おまんじゅうでもいいか、、いや、隣を見るとCoCo壱のカレーが。
いやいや、運転しながらカレーは無理でしょ。
その隣には、崎陽軒。
あ、シュウマイ弁当!と、迷わずシュウマイ弁当を購入。
、、、でも、弁当を運転しながら食べれるのか??と、、おにぎりとかパンの方が良かった??
・・ま、いっか。
いち早く車に戻り、弁当をすぐに開けて食べ始めようと蓋を取ったら、、あ、、結構シュウマイの匂いがすごいね。
これ、同乗するみんなに対して大丈夫かな。。
そこへ松尾さんがコンビニの食べ物を持って戻る。
「あ、シュウマイ弁当ですね!」
すると、たまちゃんと寺地さんが話しながらこっちに向かって歩いてくるのが見える。
手には崎陽軒の袋が。シュウマイ弁当だ。。
次に安藤さんがパンを買って戻ってきて、再び出発進行。
助手席の安藤さんは、揚げたてのパンをとても美味しそうに頬張っている。
その後ろで、シュウマイ弁当をたまちゃんと寺地さんが広げる。
僕も下道の信号待ちで止まってはシュウマイ弁当を口に詰め込む。
すると、誰よりも崎陽軒のシュウマイ弁当が大好きだという安藤さんが、「俺もシュウマイ弁当を一瞬考えたんだけど、おにぎりかパンを食べながら運転する加藤さんの隣で、さすがにシュウマイ弁当は食べれないでしょ!」と。
いえ、、僕、運転しながら食べてます!
その後は、「今日のシュウマイ弁当に入っているチャーシュー、酸っぱくない?」と僕がいうと、
安藤さん、「それ、サバだから。」
「なんだ、この干し柿。」
安藤さん、「それ、あんずだから。」
と、長年の崎陽軒のシュウマイ弁当ファンとして訂正コメントが。
あんなに揚げたてパンを自慢してたのに、よほどシュウマイ弁当の方が良かったみたい。
まあ、シュウマイの匂いが車内を完全に支配してたからね。
14時半前に、やっとの思いで富士スピードウェイに到着。・・すぐに機材準備。
昼の部は、音を調整しながらのリハを兼ねてのライブ。
目の前に箱根の山を見渡して、富士山から吹き下ろす風に吹かれながらのステージ。
気持ちしい!
そして、夜の部も湿気が高いけど、野外ライブは気持ちいい!
無事にステージ終えての帰り道。
事故渋滞に巻き込まれ、結局ギリギリその日のうちに帰れましたわ。
