加藤ヒロ 公式サイト

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2020.06.21

山小屋とニンニク

愛犬が亡くなってからめっきり行く回数が減ってしまった山小屋。

コロナがなければ、GWは久しぶりに山小屋でのんびりと過ごそうと思っていたけど、自粛期間に重なったこともあり、結果としてかれこれ半年以上まるっきり山小屋を空けることになってしまった。

開墾以来、毎年続けてきたジャガイモの栽培も今年は出来ず。

もちろんカボチャなどの夏野菜や、サツマイモ、里芋といった秋収穫の芋類も全て今年はなし。

まあ、畑を休めるのもいいのかもね。

去年の夏の終わりに植えたニンニクが丁度収穫時期を迎えている。

全く手を掛けなかったけど、何とか今年も無事に育ってくれた。

これでしばらくニンニクは買わなくて済みそうだ。

敷地の西側に移植してから自然繁殖させていたイチゴは、、、雑草にやられて全滅。。。

その近くに植えてあるブルーベリーは、、なんとか生きていた。身つきは必ずしも良くはないけど、それでも丸々とした身を細い枝の所々に携えている。

あと1ヶ月もすれば濃い紫色に変わり、収穫できる。

木々の枝を飛び回る野鳥は、いつものように元気に鳴いているけど、例年たくさん見かけるシジュウカラをあまり見かけない。

彼らの餌となるヒマワリの種を餌台に補充していないから当たり前か。

何はともあれ、またこうやって山小屋に来れてほっと一息。

青い空と吹き抜ける風は、去年と何も変わらない。

最近、あまり愛情を注げていなかったから、、今年の夏は、少し長い期間ここで過ごすかな。





2020.06.10

まさかの再会は突然に。。

緊急事態宣言の解除も決まり、気候も一気に夏へと舵を切ったとある5月下旬のこと。

この日は、待ちに待った散髪の日。

無事に散髪を終え、いつものように篭り場へと向かう。

篭り場に着いて、すぐにシャワーを浴び、まだ乾ききっていない髪の毛をバスタオルで拭きながら、ベランダへと通じるサッシを開けて部屋の空気を入れ替える。

ステイホーム期間中、僕の篭り場でも増えてきた機材類を整理したり、本棚を購入して本とかCDを収納したり、部屋の中の配置を変えてみたりと、コロナを機にと気分を一新したところだった。

この日は天気もいいし、髪の毛も切ったし、気分は上々!

気分上々ついでに、掃除でもやろうと、クローゼットの奥から掃除機を引っ張り出す。

電源コードを伸ばして掃除機のスイッチ・オン。

手始めに窓際の床から掃除機をかけ始める。

サッシ窓の脇から丁寧に掃除機を這わせ、机の下、そしてギタースタンドの後ろ、アンプが置いてある部屋の隅々まで、丁寧に掃除機をかける。

一通り掃除機をかけ終え、これでよし、と片付けようかと思ったところで、まだ掃除機をかけていない場所を見つけた。

ついこの間、窓際に移動させたばかりの空気清浄機の下だ。

何も考えず、空気清浄機を横にずらしてみる。

すると、その空気清浄機の下に見慣れない物体が・・・。

一瞬目を疑い、それが何であるかを理解しようとするが、人間はあるはずのない場所に思いもしない物体を見つけた場合には、完全に思考機能不全状態に陥る。

なんと、、なぜ、、こんな所に、、Mr.コックローではないですか。

中々の、、立派なサイズだ。

常時稼働している空気清浄機の下がよほど居心地が良かったのだろう。

空気清浄機の下に隠れていた所、突然にその姿を露わにしたMr.コックロー。。眠っているのか動く気配はない。

この時、瞬時に動き出したとすれば、僕は100倍パニックに陥っていただろう 。

動かなくても、、かなりパニックだ。

さて、、どうする??

息を呑んで、冷静に自分を落ち着かせる。

全身から一気に汗が噴き出すのを感じる。

せっかくのシャワーが台無しだ。。

触覚は動いているが、体の動きは鈍そうだ。。

まさかこの部屋にMr.コックローが目の前に現れるなんて、、微塵にも思っていなかったし、そもそも殺虫スプレーなどは篭り場では持ち合わせていない。

ならば叩き殺してしまうしかないだろう。。

こういう場合に定番のウェポン(武器)は、昭和の時代から新聞紙と決まっている。

ところが、、この篭り場では新聞を取っていないため、新聞紙の備蓄などあろうはずもない。

毎日のように郵便受けに入れられるペラペラの広告チラシでは、小さすぎるし、丸めたところであまりに頼りない。

うーん。。。考えこむ。。

早くしないと、このMr.コックローが眠りから覚めて、いつこの部屋の中を徘徊し始めるかわからない。

・・・。

そうだ。。

自粛期間中に買い込んだ数々の品物を包装していたアマゾンのダンボール。。。

それを畳んで玄関脇にしまっていたことを思い出す。

忍足で玄関に移動し、アマゾンの段ボールを適度な大きさに破り、それを丸める。

元の場所に戻り、慎重に慎重に、Mr.コックローへと近づく。

Mr.コックローは、、あいかわず触覚を静かに動かしているだけだ。

よし、、あとはこれを振り下ろせばいい。。

でも、、子供の頃であれば見慣れていたMr.コックロー。。もうかれこれ10年とか20年とか、そういうレベルでMr.コックローに遭遇していない。

どうしても、、、出来ない。。

ダメだ。。殺らないと、逃げてしまうぞ。。

いや、、出来ない。

汗が、、頭の頭皮から流れる。。

やるんだ!やらなければ、、何も解決しない。

意を決して、、丸めた段ボールを振り下ろし、乾いた破裂音が響く。。。

一瞬で、、戦いは、、、終わった。

僕はもう一度シャワーに入り直す。


あの日から、僕は篭り場に着いてから、まず最初に空気清浄機をどかしてみることにしている。

まさか、ね。。という感じで。

なぜあの日、あの時、あの場所で。。。まさかの再会だったなあ。

幸いなことに、あの日以来僕はMr.コックローとは会っていない。

もう会わないことを、、祈る。
2020.06.04

街の風景

6月に入って街の景色が変わった。

外を行く人の数が増えただけじゃない。

何だろう、、と思って気がついた。

そう。。

しばらく目にすることのなかった学生たちの制服姿だ。

東京では長い長い春休みが終わり、新しい学校生活が始まったようだ。

まだ、完全に元通りではないみたいだが。

僕が住んでいる街には、いくつか大きな大学が近くにあるので、その付属校に通う中学生や高校生の学生服姿をよく目にする。

カバンを肩から背負い、歩道を友人と笑いながら並んで歩く男子高校生。

颯爽とスカートを風になびかせて自転車で走り抜ける女子高生。

みんなマスク姿だけど、お年寄りか、お子さん連れのお母さんか、テレワークの合間にジョギングをするサラリーマン風のおじさんばかり目についた自粛期間中の街の風景とは雰囲気が違う。

若い人が目につけば、心なしか街は活気付く。

そんな ”with コロナ” をテーマに掲げて動き出した6月の東京。

僕もいつもの篭り場へと移動するも、、あれだけ自粛期間中はガラガラだったコインパーキングがどこも満車のマークばかり。

僕が目論んでいた経費削減計画の実現にいきなり壁が立ちはだかる。

でも、まあいいさ。

経済が活性化しないことには始まらない。

喜んで高いコインパーキングに僕の車を停めてやろう。

ひっそりと静まり返っていた通りにも、自粛期間中はその存在すら気づかなかったお店が看板を出し、扉を開け放しにして営業を再開している。

へえ、こんなところにイタリアンがあって、ここに蕎麦屋があるなんて全く気がつかなかった。。。

お客さんはポツポツ程度にしか入ってないけど、お店で働く人の表情は明るい。

そんな矢先に東京アラート。

アラートでもいいさ。

油断せず前を向いて、頑張っていこう。
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