街の風景
6月に入って街の景色が変わった。
外を行く人の数が増えただけじゃない。
何だろう、、と思って気がついた。
そう。。
しばらく目にすることのなかった学生たちの制服姿だ。
東京では長い長い春休みが終わり、新しい学校生活が始まったようだ。
まだ、完全に元通りではないみたいだが。
僕が住んでいる街には、いくつか大きな大学が近くにあるので、その付属校に通う中学生や高校生の学生服姿をよく目にする。
カバンを肩から背負い、歩道を友人と笑いながら並んで歩く男子高校生。
颯爽とスカートを風になびかせて自転車で走り抜ける女子高生。
みんなマスク姿だけど、お年寄りか、お子さん連れのお母さんか、テレワークの合間にジョギングをするサラリーマン風のおじさんばかり目についた自粛期間中の街の風景とは雰囲気が違う。
若い人が目につけば、心なしか街は活気付く。
そんな ”with コロナ” をテーマに掲げて動き出した6月の東京。
僕もいつもの篭り場へと移動するも、、あれだけ自粛期間中はガラガラだったコインパーキングがどこも満車のマークばかり。
僕が目論んでいた経費削減計画の実現にいきなり壁が立ちはだかる。
でも、まあいいさ。
経済が活性化しないことには始まらない。
喜んで高いコインパーキングに僕の車を停めてやろう。
ひっそりと静まり返っていた通りにも、自粛期間中はその存在すら気づかなかったお店が看板を出し、扉を開け放しにして営業を再開している。
へえ、こんなところにイタリアンがあって、ここに蕎麦屋があるなんて全く気がつかなかった。。。
お客さんはポツポツ程度にしか入ってないけど、お店で働く人の表情は明るい。
そんな矢先に東京アラート。
アラートでもいいさ。
油断せず前を向いて、頑張っていこう。